「日本人ライダーの被り心地のみを追及」今ジワジワきてる海外へルメットブランド“LS2”の新作ジャパンフィットモデルをバイクライターが体験レポート!
ジャパンフィットモデルは3種類を展開!
今回、日本人のために調整が行われて登場したモデルは3種類。ひとつめは、シンプル、軽量、コンパクトな帽体を採用したベーシックフルフェイスヘルメット「RAPID Ⅱ」で、シェルに独自開発の軽量素材HPTTを使用し、性能と価格のバランスを実現、街乗りからツーリングまでスマートに使えるモデルとなっている。 ふたつめが、広めに取られた耳周りの空間や風切り音を抑え、雨の侵入を防ぐセンターロックシールド、そして昼夜のライドを快適にしてくれるインナーバイザー等を備えた多機能フルフェイスヘルメット「STREAM Ⅱ」。 そしてLS2を代表するモデルとして、便利な機能を搭載するだけでなく、顎部分にあるチンバーが180度フリップアップして後頭部まで可動し、通常のシステムヘルメットよりもダイナミックなギミックとフリップアップ時の個性的なフォルムを楽しむことができる進化型システムヘルメット「ADVANT-X F」がラインナップされている。
シンプルなジャパンフィットモデル「RAPID Ⅱ」を体験!
今回、ジャパンフィットはどのような感じなのかを実際に被って体験してみた。以前LS2のシステムヘルメット「ヴァリアント」のLサイズを使用したことがあり、その時は被り心地がタイトというか、こめかみの少し上の部分が当たる感じがあり、短い時間ではそこまで気にはならないも長い時間となると少々辛さを感じた。もう一つ上のサイズであれば良かったかもしれないが、それでは他の部分のフィット感が損なわれ、ヘルメット本来のパフォーマンスを発揮してくれるとは言い難い。 今回は3モデルの中のエントリーモデル的な「RAPID Ⅱ」のLサイズを使用した。帽体がコンパクトで被った際の見た目は実にスマート。ネイキッドをはじめ、スーパースポーツにロードスター、そしてスクーターと幅広いロードモデルに合わせやすそうで、またチタニウムのカラーリングもスタイリッシュ。 しかし今回の焦点はフィット感!実際に被るとヴァリアントの時のような頭部に感じる違和感はなく、全体的なフィット感もマイルド、スタイルは異なるがサイズは同じLサイズで、被った瞬間から違いが感じられた。あご紐のバックルは着脱がしやすく便利で、内装表皮の肌触りもソフトだ。 ヘルメットの性能は実際にバイクに乗った際に現れることから、その後、撮影の移動の際にも何度か着用をして走ってみた。風切り音やスピードを上げた時の帽体のブレは程よく抑えられ、帽体が軽量なので疲労も軽減してくれる。しかし何よりも往復3時間強の長時間の使用でも頭への圧迫感がなく、ライドをしっかりとこなしてくれたことに関心をした。 さらに昨今のヘルメットの価格が高騰しているなか、このモデルは2万円を切るというコスパ的にも優秀。シンプル、多機能、進化系システムと好みのスタイルを選ぶことができ、ジャパンフィットモデルによってさらに使用する人が増えていきそうなライディングギアとなっていた。
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