石川県能登地方・震度6弱から1日足らずで震度5強 気象庁「地震活動は当面継続」
19日午後に震度6弱の地震に襲われた石川県能登地方が、再び強い揺れに見舞われた。 20日午前10時31分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)5.0の地震が発生、石川県珠洲市で震度5強を観測したほか、東北~中部地方で震度4~1の揺れを感じた。この地域では、2020年12月ごろから地震活動が活発化しており、2020年12月1日~2022年6月20日午前11時半までに、体に感じる地震は160回発生しているという。 気象庁によると、20日の震度5強の地震の震源は、19日の震度6弱の地震の震源から約5キロ東に離れたところだという。この二つの地震の関連について、鎌谷紀子地震津波監視課長は「場所が近いので、(19日の地震が20日の地震発生に)影響を及ぼした可能性はあるがはっきりしたことはわからない」とした上で、「19、20日の地震は、この地域の一連の地震活動の中で起きた大きめの地震。こうした活動は当面継続すると考えられるので、引き続き注意を」と話した。 気象庁は揺れが強かった地域では今後1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけている。特に、すでに強い揺れに見舞われたところでは、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているため、警戒が必要だとしている。