大阪市・松井市長が定例会見7月1日(全文3完)大阪一人勝ちなんていうのは無理
日本維新の会の兵庫県知事戦の位置付けは
神戸新聞:兵庫県の神戸新聞の長谷部といいます。先ほどの県知事選に絡んで1つだけお伺いしたいんですが。日本維新の会として今回の選挙をどう位置付けているかというのを、今日、告示日なのであらためてお伺いしたいんですが。 松井:いや、どう位置付けているかっていうと、もう選挙は全てやっぱりやる限り全力で戦うというのがわれわれ日本維新の会としてのスタンスだし、どの選挙が重要とか、どの選挙はどうだというのはありません。ただ、今回は特に首都圏に対抗するやっぱりエリアを関西でつくっていくというのが、1つ、われわれ重要なミッションだと思っています。2025年、万博もありますから。この万博に向けて、何度も言うように大阪一人勝ちなんていうのは、これは無理だし、できないんですよ。だから人口も、なんとか大阪は増えてますけども、これはやっぱり首都圏は全てが増えているわけだから、東京を中心に。やっぱり人が集まるというのは、にぎわいにつながって、それが労働力となり、経済の発展、成長につながるわけですから。 今のところ、われわれ、関西で見ると大阪と滋賀が増えているだけ。それは周りからやっぱりたぶん転居されてきているのが多い。大阪の場合は、首都圏との比較においても、出ていかれる数と、大阪から転出するのと転入を比べても非常に良くなってきてはいてるわけですけどね。だからわれわれは一極集中を打破するための、二極というのをこの関西でっていうことを思ってるんで。この関西の中で僕は一極をつくるつもりはまったくないんで。僕は大阪市長だけど、大阪市だけが良くなっていいとは全然思っていない。もちろん市民中心の市政やりますけど。だからやっぱり東京、首都圏に対抗できる、日本にはそういう2つの拠点が必要だし、2つのエリアが必要だと、こう思っていますんで。ぜひとも、兵庫はもう、兵庫と大阪は切っても切れないわけだから、だからそういう形でやっぱり同じ改革のマインドを持って、共に、一緒になって関西を牽引していけるような、そういうリーダーをぜひ誕生させていきたいと思っています。 日本経済新聞:ほかに質問のある方。よろしいでしょうか。では終了にしたいと思います。 (完)【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見7月1日