iPhone16新搭載「カメラボタン」使いこなすコツ 現状ではまだまだ「残念なポイント」がある
基本的には写真を撮るために使用するカメラコントロールだが、ズームなどの操作も行える。カメラが起動した状態で、カメラコントロールを弱い力で軽く押す(ここではデジカメにならって半押しと呼ぶ)とズームバーが表示される。そのまま指を右にスワイプするとズームアウト、逆に左にスワイプするとズームインになる。 ただし、半押しの状態を維持したままこの操作をするのは少々大変。指にわずかな力を込めながら、左右に動かさなければならないからだ。うっかり力を入れすぎると、シャッターが切れてしまう。実は、この操作方法は必ずしも正しいとは言えない。半押ししたあと、指を離してみてほしい。そのままズームの操作パネルが表示され続けているはずだ。
■半押しのダブルクリックで操作を切り替え あとは、カメラコントロールの表面に指を触れ、左右にスワイプするとズームの操作を行える。半押しのまま左右に指を動かすよりも、簡単になるはずだ。ユーザーインターフェースとして少々直感的ではないため、OSのアップデートで修正してほしいポイントだが、このようにコツをつかめば、より操作がしやすくなることは覚えておくといいだろう。 カメラコントロールは、半押しのダブルクリックをすると、半押しした際の操作を切り替えることができる。標準ではズームだが、これをカメラ切り替えにしたり、露出やフォトグラフスタイルにしたりと、ユーザーがよく使うものを呼び出せる。こちらも、ズーム操作と同じ要領で半押しのダブルクリックをしたあといったん指を離すと、操作がしやすい。
また、半押しのダブルクリックという操作がどうしてもしづらいときには、いったん半押しでズームを呼び出し、そのズームの操作パネルを直接タッチして切り替えることも可能だ。新しくボタンが搭載されたからといって、無理に使う必要はない。どちらか、操作しやすいほうを選ぶようにするといいだろう。 ■起動をダブルクリックに変更する カメラコントロールは、撮影時に長押しすると、動画を撮影することができる。すぐに動画を撮り始めたいときには、アプリを起動して動画に切り替える操作をするより手っ取り早い。ただし、この操作にはややクセもある。