別れを経験したアイドルが一年の終わりに感じること、世界最高峰の舞台で日本人スケーターが見せたもの…清司麗菜の#skatelife
NGT48の清司麗菜さんはスケートボードに打ち込むアイドル。2021年の東京五輪直後から始めたスケートボードがいよいよ仕事に結びついてきました。様々な別れを経験した2024年、彼女にとってはどんな年になったのでしょう。「清司麗菜の#SkateLife~continuity180~」の第27回です。 【写真】SLS TOKYOの会場で。当日は大忙しだった清司さん
今年最後のスケボー仕事
今年最後の「スケボー仕事」が終わった。12月22日、新潟県の村上市スケートパークで開かれた「初心者スクール&クリスマスイベント」に先生として参加した。子供から大人まで、50人を超える生徒たちにスケートボードの乗り方を教えたり、サンタクロースのコスプレをしてプレゼントを配ったり……。心の温まるお仕事だったな。
つらいことばかりだったけれど、後から振り返れば――ってことって結構あるよね。私にとって、今年はしんどい年だったような気がしていた。4月には同期の1期生、本間日陽ちゃんが卒業し、ついこの間は、同じく同期の奈良未遥ちゃんも。それぞれ、次のステップを見据えての卒業だから喜ぶべきことなのだけれど、そこにいた⼈がいなくなるっていうのは、つらい。だけど、不思議なことに後から振り返ると、今年はかなり良い年だった。
アイドルにとって一番つらいのは
アイドルの仕事で一番大きかったのは、今年7月の「第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」。世界中の48グループのアイドルが歌唱力を競うこの大会で、個人戦で5位に入ることができた。元々、歌には自信があったのだけれど、第1回から3回連続で予選敗退していて、4回目は心が折れて不参加。だけど、同じグループの三村妃乃ちゃんに誘われて、もう一回大会に出ようと決意して、やっと個人戦で結果を残すことができた。
今年8月のシングル「一瞬の花火」では、選抜に入ることもできた。だから、夏から秋にかけては本当にたくさんのフェスやイベントに出演することができた。アイドル人生10年目で、一番忙しかったんじゃないかな。