「知る人ぞ知る」圧倒的パウダーゲレンデ!【さかえ倶楽部スキー場】へ
「さかえ倶楽部スキー場」は北信濃の奥座敷、豪雪地帯としても有名な栄村(さかえむら)の山中にある、チェアリフト3本のこぢんまりとしたスキー場です。1月2月の平日は“極力非圧雪”を掲げる特異なパウダーゲレンデ。様々な割引もあり、リフト券代も何かとお得なスキー場でもあります。 ◆【画像】雲海広がる絶景…… 圧倒的パウダーゲレンデ!【さかえ倶楽部スキー場】(すべての写真を見る) クリスマス寒波のまとまった降雪後、パウダースノーに期待して滑りに行ってきました。
■長野県最北の地、雲海広がる絶景が待っていた
立て続けに訪れる強い寒気と冬型の気圧配置のおかげで、雪に恵まれたスノーシーズンとなっています。数日間続いた降雪の後、久しぶりに晴れそうな予報に胸を躍らせながら、長野県の最北部を目指しました。 到着したスキー場の駐車場にはすでに30台ほど車が停まっています。この日はオープニング期間でリフト券がなんと半額。パウダースノーと晴天、さらにリフト券が半額なんて、まさにThe Dayです! そそくさと準備を済ませ、まずは第1ペアリフトへ。長いリフトに乗車していると、灰色の雲がどんどんと薄くなっていき、期待が高まります! するとみるみる青空が広がり、まばゆいばかり白銀の世界となりました。 ゆるやかに流れる千曲川(信濃川)は雲の下、見事なまでの雲海が谷間を覆っています。雲の向こう、鳥甲山や岩菅山、苗場山など信越国境の山々が連なっています。絶景に向かい、スキーヤー、スノーボーダーたちがシュプールを刻みながら雲海の中へ消えていきます。どうやら景色に見惚れている場合ではなさそうです。
■圧雪バーンより非圧雪エリアが多い!? 圧倒的なパウダーゲレンデ!
圧雪はコース幅に対してずいぶんと控えめです。コースの中心部を除いて、ほぼゲレンデ全体が非圧雪状態といっても過言ではないほど! 気持ちよさそうなラインを探りつつ、ノートラック(滑った跡がない雪面)に滑り込みます。降雪の後の晴れの滑走は、言うまでもなく最高です。日射の影響で一本滑るごとに雪が重たくなっていくのを感じ、休む間もなく滑り続けました。 まだシーズン序盤ということで、トップシーズンに比べれば積雪量は少なめ(滑走には十分)で、コース脇には地形が残っている部分も多いです。それが逆におもしろく、弾むように立体的な滑走を楽しみながら滑り降りました。楽しんだ分だけ脚もパンパンに疲労しています。「おおわしコース」の急斜面が終わった後は「ファミリーコース」へ。当日は第3ペアリフトは稼働していませんでしたが、広く傾斜が緩めのコースはしっかりと圧雪されており、きれいなコーデュロイが長く残っていました。クールダウンするようにのびのびと滑るのが心地いいです。