現地メディアがリヴァプールMF遠藤航の今季前半を総括 「重要なオプションだった」
少ない出場時間でも存在感
アルネ・スロット監督が新指揮官として就任した今シーズンのリヴァプールは、プレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズでともに首位に立つなど開幕から常に好調を維持しながらシーズン前半を終えた。 終盤に意地の同点弾!リヴァプールvsユナイテッドのナショナルダービーはドロー決着 その一方で気懸かりなのは、日本代表MF遠藤航だ。ユルゲン・クロップ前監督が指揮を執っていた昨シーズンは守備的ミッドフィールダーのレギュラーとして活躍し、シーズン途中での加入ながら公式戦43試合に出場したが、指揮官がスロット監督に代わった今シーズンはライアン・グラフェンベルフらにポジションを奪われて出場機会が激減。シーズン前半戦での公式戦出場は13試合、総出場時間は294分にとどまった。 しかし、そうした少ない出場時間にも関わらず、現地メディアは今シーズン前半の遠藤について及第点の評価を下している。 リヴァプール専門メディア『THIS IS ANFIELD』は、リヴァプールの各選手達の今シーズン前半のパフォーマンスを総括した記事を掲載し、その中で遠藤には10段階評価(1が最低、10が最高)による採点で評価点7を与え、さらに以下のような寸評を加えている。 「今シーズンは控えメンバーとしての役割を担うことが明らかだったものの、自身が必要とされた際には以前と変わらずプロフェッショナルだった。294分しかピッチ上には立たなかったが、彼は試合を終わらせる際には非常に重要なオプションだった。また、カラバオカップでサウサンプトンに勝利した際には偽センターバックとしても活躍していた」 レギュラーではないが、求められている役割をしっかりと遂行してチームに貢献していたと同メディアは遠藤を評価しているようだ。
構成/ザ・ワールド編集部