きょう2日（水）は、本州付近は秋雨前線が南下するため、西日本や日本海側で雨の範囲が広がりそうです。関東など晴れる所では、10月とは思えない暑さとなる見込みです。一方、台風17号は温帯低気圧に変わりつつ、日本列島から離れていきますが、非常に強い台風18号は、あす3日（木）から5日（土）にかけて沖縄の先島諸島に近づくおそれがあります。

台風18号の影響長引く　3日～5日に沖縄接近へ

台風17号と台風18号の進路予想図

　台風17号は北日本の東海上を北上していますが、今後は温帯低気圧に変わりながら、日本列島から離れていく見込みです。ただ、北日本の太平洋側ではまだ波が高くなっていますので、船舶などは注意が必要です。一方、南シナ海の台風18号は非常に強い勢力で、ゆっくりと動いており、あす3日（木）から5日（土）にかけて石垣島など先島諸島に近づくおそれがあります。

台風18号に伴う沖縄への影響

　きょう2日（水）から影響が出始めており、波の高さは5～6メートルの大しけとなり、風は瞬間的に30メートルの非常に強い風が吹くおそれがあります。また大雨にも警戒が必要ですが、今回の台風は動きが遅いため、影響が長引きそうです。

本州付近は前線の雨と夏を引きずる暑さ

2日（水）の正午の雨雲予想（上）と午後8時の雨雲予想（下）

　一方、本州付近は秋雨前線が南下するため、雨の範囲が広がります。前線に近い所ほど雨が降りやすいでしょう。九州では朝から雨雲がかかっていますが、西日本は太平洋側も含め雨や雷雨となりそうです。雷を伴って激しく降る所もある見込みです。昼ごろには北陸など東日本や北日本の日本海側でも雨が降り出す見込みで、能登半島にも雨雲がかかるでしょう。日付が変わるころには、関東など太平洋側でも雨が降りそうです。

2日（水）の天気予報と予想最高気温

　きょう2日（水）は晴れる関東や東海、近畿で特に暑くなりそうです。最高気温が軒並み30℃以上で、東京では11日ぶりの真夏日となる予想です。10月ですが、油断せず、熱中症対策をしっかりしておきましょう。 （気象予報士・多胡安那）