【動画解説】W台風が列島各地に影響 秋雨前線も活発化で広く雨に
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10月1日(火)正午現在、日本付近に二つの台風があって、どちらも影響がありそうです。 特に台風18号はしばらく東シナ海に停滞するため、台風に近い沖縄・先島諸島では大荒れの天気が続きます。 また、西日本では台風に刺激された秋雨前線が降らせる雨にも注意が必要です。
台風17号は10月1日(火)正午現在、八丈島の東北東約200kmにあって、北上しています。勢力を強めながら、本州の東海上を抜けていく予想です。 本州に上陸や暴風域がかかる可能性は低いものの、関東と東北南部の沿岸部では、一時雨風が強まりそうです。急に強まる雨や風、そして高波に注意・警戒して下さい。
一方台風18号は影響が長引きそうです。 10月1日(火)正午現在、大型で猛烈な勢力に発達しています。このあと台湾に上陸して勢力を弱める見込みですが、大量の湿った空気は保ちつつ、東シナ海にしばらく停滞する見込みです。 台風に近い沖縄・先島諸島では大荒れの天気が続くほか、台風周辺の暖かく湿った空気が本州にかかる秋雨前線を刺激するため、西日本を中心に広くまとまった雨が予想されています。西日本の各地も局地的に強まる雨にしばらく注意が必要です。 (気象予報士・野口琢矢)