男性の3人に1人が経験「ちょいもれ」を防ぐ方法、「尿トラブル」はその場しのぎの対策も有効
■とりあえずその場の「尿トラブル」をやり過ごす 体を締めつける服は着ない 「尿をもらしやすい服」というものがあります。腹部をキュッと締めつけるようなスカートやズボン、ガードルや補整下着などは、常に腹圧をかけて膀胱を圧迫しているようなもの。避けるほうがいいでしょう。 男性がぴっちりしたズボンを履いていると、尿道の曲がったところに尿がたまって、後でチョロッともれてくることがあります。トイレの後に、下着やズボンにシミをつけてしまうのは、これが原因です。医学的には「排尿後尿滴下」と呼びます。
そういう人は、ファスナーを十分に下ろせる、ゆったりしたズボンを履くほうがいいでしょう。きついベルトを締めるのもすすめません。あるいは、ぴっちりしたズボンを履いているときは、個室に入って排尿するのも効果的です。 体を冷やすことも、トイレに行きたくなる原因の1つです。女性のショーツはおへそまで隠れるタイプがいいでしょう。男女とも冬場は特に、服も暖かいものにして、冷えを避けてください。 お腹に力が入る要注意行動
お腹に力が入るともれてしまう人は、腹圧のかかる動作を知って、それを避けることで生活の不便や不快を減らすことができます。動作自体を避けることができなくても、この動作をする瞬間に下半身に注意を向けるだけで、ずいぶん、もれのリスクを回避できます。腹圧がかかるのは、次のような動作です。 ・くしゃみ、咳をする ・笑う ・「よっこらしょ」と立ち上がる ・走る ・重い荷物を持つ ・思いきりハッと息を吸い込む ・なにかを思いきり引っ張ったり押したりする
・歌う、管楽器を吹く ・腹筋運動をする くしゃみや咳を我慢するのは、なかなか難しいかもしれませんが、「ハックショーン!!」とダイナミックにするのではなく「くしゅっ」と控えめにするだけでも違います。心がけてみてください。 ■男性の3人に1人が経験する排尿後の「ちょいもれ」 排尿後のちょいもれ男性は「ミルキング」を 「尿をした後に“ちょいもれ”して、ズボンにシミをつけた」。男性の3人に1人が、こんな経験があるとされます。早い人は30~40代で、多くの人が50代前半で経験しています。1日に何度もやってしまう人もいれば、月に数回という人もいます。