【ハイライト動画あり】早稲田大学、7トライを奪い帝京大学に快勝。ラグビー関東大学対抗戦
矢崎からバックフリップパスを受け取ったWTB田中健がインゴールを叩き割り、追加点を挙げた。
さらに20分、SO服部の大きく伸びたキックに対し、処理が遅れた帝京大の隙を見逃さず、早大はすかさずプレッシャーをかけた。LO(ロック)西浦剛臣(社4=ニュージーランド・ハミルトン・ボーイズ・ハイスクール)がブレイクダウンでペナルティを獲得すると、CTB(センター)福島秀法(スポ3=福岡・修猷館)が素早く再開。
ゲインしたところでラックを作ると、狭いサイドで待っていた佐藤からパスを受け取った田中健が3本目のトライを挙げ、一気に19-0とリードを広げた。
26分、34分に帝京大FL青木恵斗に2トライを献上したが、前半終了間際に服部がアンストラクチャーの場面から、1人でインゴールまで走り切ると、スコアは26-10。16点差で前半の40分を終えた。
ハーフタイムを終え、先にグラウンドに姿を現したのは早大。グラウンド中央で円陣を組み、後半開始の直前まで全員で意思を統一した。その甲斐もあり、後半も先に試合を動かしたのは早大。
スクラムの一次攻撃でWTB池本晴人(社2=東京・早実)がゲインラインを切ると、逆サイドに大きくボールを回す。福島がステップでディフェンスの裏に出ると、オフロードパスを受け取ったのはまたも田中健。ライン際を走り切った。難しい角度のキックをCTB野中健吾(スポ3=東海大大阪仰星)が確実に沈め、33-10とリードを広げる。
続く10分、服部のロングキックのチェイスに走っていたLO栗田文介(スポ3=愛知・千種)、FL城央祐(スポ1=神奈川・桐蔭学園)、NO8鈴木で帝京大のペナルティを獲得すると、早大はショットを選択。Hポール中央に決め、さらに点差をつけた。
さらに24分、マイボールラインアウトからハイパントキックを蹴り上げた早大は、CTB福島が空中戦を制すると、途中出場のSH宮尾昌典(スポ4=京都成章)がブレイク。一気に帝京大ゴール前まで侵入すると、持ち前のハイテンポアタックで前進する。最後はSO服部が自分でインゴールに手を伸ばしてトライを挙げた。