岡澤セオン、原田周大、片岡雷斗が大橋ジム&Leminoとサポート契約締結 ロス五輪金メダルを目指し、アマチュアトップボクサーとプロジムが異例契約
ボクシングで五輪2大会連続代表の男子71キロ級の岡澤セオン(28)=INSPA、今夏のパリ五輪男子57キロ級代表の原田周大(23)=専大、2023年アジアユース・ジュニア選手権男子51キロ級優勝の片岡雷斗(らいと、18)=千葉・習志野高3年=が9日、横浜市の大橋ジムで会見し、大橋ジムとNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」とサポート契約を結んだと発表した。 アマチュアトップボクサーとプロジムの異例の契約が締結された。契約期間は11月1日から2028年7月のロサンゼルス五輪まで。3人は強力援軍のサポートを受け、ロス五輪で金メダル獲得を目指す。会見に出席した大橋ジムの大橋秀行会長(59)は「3選手が大橋ジム所属で五輪を目指すということになりました。アマチュアボクシングに何か恩返しができたらいいなとずっと考えていた。ボクシング全体が盛り上がると思うので、このような形にしました」などと説明した。 大橋ジムとLeminoは3人のアマチュアボクサーの競技活動を金銭面で支援し、大橋ジムが有するプロボクシングの練習環境などを提供してサポート。3人は基本的には大橋ジムでプロボクサーに交じって練習する。Leminoは3人の活動を紹介する映像の配信などを通じ、活躍を多くのボクシングファンに届ける予定だ。 岡澤は「練習環境を提供していただけること、すごくうれしく思っています。アマチュアボクシングっていう競技を一定のレベルで評価してもらえた。それがすごくうれしくて。もっと大きくできるような機会をいただいた。しっかり結果を出して、この業界変わったよなって思ってもらえるような、これからロス(五輪)までの4年間にしたいと思っています」と喜んだ。 原田は「専修大学のOBである大橋会長とか、本当に多くの方々のご縁からこのような機会をいただいて本当にありがたい。アマチュアボクシングを続ける場所をずっと探していた。『五輪にもう一度出て、金メダルを取りたい』っていう夢を大橋会長がかなえてくれて、Leminoさん、ドコモさんがサポートしてくれるおかげで、これから続けられると思う。本当に精いっぱい頑張って、見せていく」と感謝を述べ、決意を示した。 片岡は「アマチュアかプロかで悩んでいるときに大橋会長に相談したところ、大橋会長に『五輪目指した方がいいよ』って言っていただいた。結果で恩返しできるように、ロス(五輪)で金メダルを目指して頑張ります」と契約に至った経緯を説明しつつ、大きな目標を口にした。