角田裕毅が『F1』公式のサンパウロGPパワーランキングで3番手評価!「雨の予選でスターになった」|F1
2024年第21戦サンパウロGPの結果を受けて『F1』公式が同レースのパワーランキングを現地時間6日発表した。 【動画】「嬉しいねえ~~これは」サンパウロGP予選で角田裕毅が3番グリッド…VCARBクルーと喜ぶ 今回はシーズン6度あるスプリントフォーマットの5戦目。角田裕毅はサンパウロGPのスプリントで振るわず、15位フィニッシュとなった。 同日午後に行われるはずだった予選は雨の影響で3日朝にスライド。3日の予選も雨混じりとなったが、ここで角田は予選Q3まで勝ち残ると、Q3残り1分で2番手タイムをマーク。ランド・ノリスとジョージ・ラッセルにタイムで超されてしまったが、2列目の3番グリッドを獲得した。 決勝で角田は序盤からP3を死守する。レース中盤で雨が強まり、セーフティーカーからの赤旗となったことで戦局が一気に変わった。角田はインターミディエイトからフルウェットに変えたばかりだったが、赤旗で中断中のタイヤ交換が可能となり、第1スティントのステイアウト組が大きく得をする展開に。 これでマックス・フェルスタッペン、エステバン・オコン&ピエール・ガスリーのアルピーヌ勢がトップ3のままとなり、角田は6番手での再開後、マクラーレン勢と戦いながらなんとか7位でチェッカーを受けた。 『F1』公式による5人の識者は、7位フィニッシュを果たした角田裕毅に3番手の評価を与えている。10点満点中8.6点の評点となり、記事内でこう紹介している。 「角田裕毅は日曜日、雨の予選セッションでスターになった。マクラーレンの(ランド)ノリスとメルセデスの(ジョージ)ラッセルに次ぐ、見事な予選3番手に躍り出た」 「決勝レースを通して(VCARBのマシンでは)表彰台のポジションをキープすることはとても難しいこと。結果的に日本人ドライバーは徐々に順位を下げて7位になったが、それでも彼とVCARBにとっては5月のマイアミGP以来、最高の結果となった」
なお、このランキングでトップ評価となったのは、17番グリッドから表彰台の頂点まで一気に駆け上がり、11レースぶりの勝利をマークしたマックス・フェルスタッペン。9.8点の高評価で、寸評ではこう記している。 「マックス・フェルスタッペンは、サンパウロでの“スーパーサンデー”前半(予選)を終えて、非常にフラストレーションが溜まった様子だった。予選Q2では赤旗の影響を受けて敗退し、パワーユニット関連のペナルティにより、さらにグリッドを5つ下げることになってしまった」 「その予選からわずか数時間後、オランダ人ドライバーは雨天でのヒストリックなドライブで、17番グリッドから勝利まで駆け上がった。今回は赤旗が彼に有利に働いたのも事実。だがその点を考慮しても、彼が示したパフォーマンスはこの評価に値するものだったと審査員たちは認識している」