ジャガー横田と“過激な仕掛け人”新間寿のバトルの行方は意外な結末に?「お互いに誤解をするようなところがあった」
5日、東京都・新宿FACEにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.31 力道山先生 ご生誕100年記念日感謝【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』が開催。ジャガー横田が“過激な仕掛け人”新間寿との因縁の決着について語った。 男子団体としての歴史を刻み続けてきたストロングスタイルプロレスだが、2020年3月に団体15周年記念イヤーの新たな試みとして団体初の女子プロレスマッチを実施。これが好評を得たこともあり、2021年8月にはジャガー横田を擁するディアナと協力体制を築いたことを発表。ジャガーは女子の試合のマッチメイク等を行う相談役に就任した。 男女の試合比率が1:1になるほどに定着したジャガープロデュースの女子マッチであったが、今年10月に行われた記者会見で“過激な仕掛け人”新間寿会長がジャガーに暴言を吐いたことで事態は急転。 新間会長は、入場時から堂々と凶器を持ち込むジャガーのヒールとしての立ち振舞いを舌鋒鋭く批判し、その他ジャガーに対して言いがかりとしか思えない責任を追及。これに思うところがあったのか、ジャガーは会見の場で突然相談役を辞任することを宣言して会見を途中退席。あまりにもリアルなギスギスに一部ファンは大盛り上がりしていた。 この日のメインイベントでは、ジャガー横田&Sareee vs タイガー・クイーン&藪下めぐみというタッグマッチが予定されていた。 しかし、入場するなりマイクを要求したジャガーは「なんかさ、このペア変じゃない?Sareeeもなんだけど、あいつ(クイーン)潰したいじゃん。やっぱこういうタッグは駄目だよ。4WAYでいかない?そのほうが勝ちやすいって。クイーン潰しやすいから」とカード変更を要求。
ゴングが鳴るなりジャガーは【CRYSIS】の盟友である薮下と結託してクイーンを場外へ放り出し、イスで容赦なく殴打。薮下はSareeeの腕を鉄柵にテープでぐるぐる巻きに固定してクイーンを孤立させる。 しかし、クイーンは場外へのラ・ケブラーダで窮地を脱し、ライバルとして強く意識するSareeeとバチバチの打撃戦を展開。割って入ってきた薮下が柔道殺法で2人を同時に相手取るが、クイーンは必殺のムーンライト・コースター(※変形ムーンサルト・プレス)を食らわせて排除。しかし、そこへSareeeのドロップキックが顔面にぶっ刺さって一時戦線離脱。 さあこれからというところでジャガーが手負いの薮下をエビ固めで押さえ込んで3カウント。わずか6分40秒で終わってしまうというあっけない結末となった。 薮下がジャガーのまさかの裏切りに文句を言う中、苛立った様子のSareeeが「私、今日ジャガーさんとのタッグすごい楽しみにしてたし、タイガー・クイーンともっともっとやり合いたかった。こんな不完全燃焼、自分の中でありえないんで、ちょっと今、あまりにも頭にきてるんで、ジャガーさんと薮下さん、2人のタッグ、私狙ってもいいと思いますよ」と2人の持つSSPW女子タッグ王座に挑戦を表明。Sareeeにはパートナーが居ないため即決定とはならなかったが、決まれば面白いカードとなりそうだ。