一生に一度は食べたい! 本当に美味しい「大阪の老舗グルメ」9軒
【洋食】ナイフでするっと切れる『グリルマルヨシ』の「特製ロールキャベツ」
天王寺駅前のショッピング施設「ヴィアあべのウォーク」にあるのが、1946年創業の欧風料理店『グリルマルヨシ』。地元メディアはもちろん、過去には世界的なグルメガイドブックにも掲載されました。そんな超有名店で食べたいのは、「特製ロールキャベツ」です。
大きさはソフトボールくらいでしょうか! 俵型をイメージしていましたが、『グリルマルヨシ』では、丸っとボールのような膨らみですね。上からカレーソースとデミグラスソースが半分ずつかかっていて、見た目の芸術点も高めです。 シェフが当時、『神戸オリエンタルホテル』で修業を積んでいた際に、フランスの郷土料理「シューファルシ(キャベツの肉詰め料理)」からヒントを得て作ったのが始まりなのだそうです。大阪旅行に来たら、ぜひ立ち寄りたい名店です。
●SHOP INFO グリルマルヨシ 住:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目6-1ヴィアあべのウォーク130 営:月~金曜11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:30) 土・日・祝 日11:00~15:30(L.O.15:00)、16:30~22:00(L.O.21:30 休:火曜(但し、祝日・お彼岸・お盆期間は営業)
【洋食】明治から続く懐かしの味『自由軒』の「名物カレー」
メディアなどの「大阪グルメ特集」の常連に君臨するのが、『自由軒』です。明治43(1910)年創業、110年以上の歴史のある老舗洋食店です。
カレーをご飯に混ぜた状態で提供される「名物カレー」は、小説家・織田作之助の著作『夫婦善哉(めおとぜんざい)』でも登場する、名実ともに“名物”な一皿。カレーに生卵、カレーにソースの組み合わせは、今では定番のトッピングの一つですが、その当時は非常に珍しく、『自由軒』がオリジナルだと言われています。 まずは卵を混ぜずに、途中から混ぜて、次にソースを加えて。シンプルな構成なので、食べ方次第で自分好みに昇華できる奥深き一品です。100年もの歴史を重ねた味、ぜひ体験してみてください。