ラーメンをダイエット中に食べても大丈夫!心掛けるべきたった一つのこと、穀類・塩分・脂肪過多を乗り越える秘策
ちまたには、健康づくりやダイエットに関する情報が氾濫しています。たとえば、特定の食材や食品であったり、健康食品やサプリメントに出会ったりします。これらは流行を繰り返してきましたが、それらで「真に健康になった人」は果たしているのでしょうか。 筆者のひとり(堀口)は、たまたま両足を骨折して入院生活を送った3カ月間、栄養のバランスとエネルギー量(カロリー)が管理された食事をとり、3食しっかり食べていたにもかかわらず自然と体重が減りました。この食事を普段の食生活で再現しようと、管理栄養士(平川)に相談したことから、この「食事戦略」が生み出されました。本コラムではその考え方や実践法を紹介していきます。 *本記事は『最強の食事戦略』(著;堀口逸子・平川あずさ、監修:津金昌一郎、発行;ウェッジ)をもとに執筆されたものです。記事の内容と連動する書籍の該当箇所を最後に<参考>として紹介します。 【図解】ラーメンで気を付けるべき3つの食品群と量
ラーメンを食べるとき「1日の食事」で考える
ある日の昼休み、外へでてみると、職場近くのラーメン屋さんはどこも行列ができています。ラーメンは気軽に食べられて人気で、現在は●●系、▲▲系など、流派がさまざまあり、500円程度の価格だった頃ははるか遠い彼方、1000円を超えているお店が主流でしょうか。 ビジネスパーソンの中には「大きなチャーシューに濃厚なスープだけど、ここに野菜を加えれば替え玉してもヘルシーに違いない!」と免罪符的に野菜(ねぎ、もやし、きくらげ、メンマなど)をトッピングしている人も少なくはないのではないでしょうか。確かに野菜がゼロよりは栄養バランスがよくなります。
何かを「追加する」よりは「減らす」ことを考えがちなのがダイエットです。でも、そうではなくて1日の食事の「量と栄養バランスを意識」することが大事なのです。 具体的には、「麺」「チャーシュー」「たまご」「ネギ」「きくらげ」「もやし」など具材の分類と、それがどれくらいの量なのか、ということです。ここで注意するのは、ラーメンが「3つの食品群が揃っていないから、(麺の)量が多いから、(野菜が)少ないから、食べられない」ということではないこと。ラーメンを食べたいなら、「1日の食事」で考えることが必要なのです。 着丼したラーメンをながめると、すでに1日分の半分以上の穀類(麺)の目安量をとってしまいそう、ということもしばしば。もし、朝にすでにごはん(コメ)をしっかり食べたなら、麺を半分残す、というのも手かもしれません。夜は控えめにする場合なら、麺を全部食べるもよし。それは1日で考えることが基本だから、自分で決めることなのです。 さらには1週間のうち5日は量を考えて食事をとるけれど、残りの2日は自由にしてOKな日、と考えています。その自由な日の1日であれば、あれこれ考えずに食べても問題がないのです。 私たちの本では、1日の食事のなかでコントロールするだけでなく、3日間、1週間でコントロールする方法を提案しています(【外食、コンビニ食でもダイエットできる!】メニューを選べない会食を乗り切る「3つの考え方」 参照)