マンチェスター・シティ、レアル・マドリードなど、欧州サッカートップ5クラブの今季最新フォーメーション
アーセナル(イングランド) 【4-1-2-3】FW/マルティネッリ(トロサール)(スターリング)、ハヴァーツ(ジェズス)、サカMF/ライス(ミケル・メリーノ)、ウーデゴールMF/トーマス(ジョルジーニョ)DF/ティンバー(カラフィオーリ)(ジンチェンコ)、ガブリエウ、サリバ、ホワイト(冨安)GK/ラヤ(ネト) 2シーズン連続で王者マンチェスター・シティに迫りながら、またしてもプレミアリーグを2位で終えたチームは、3度目の正直を叶えるべく、トップレベルのスカッドをさらに強化した。 EURO2024でも活躍したイタリア代表の左利きのDFリッカルド・カラフィオーリを迎え、昨季リーグ最少失点の守備陣はより堅牢に。負傷で出遅れたDF冨安健洋にとっては、強力なライバルとなる。また昨季にローンで加わり、1年目から守護神に収まったGKダビド・ラヤが正式に入団している。 EURO2024で優勝したスペイン代表のMFミケル・メリーノ(レアル・ソシエダから)は中盤のレベルを底上げし、移籍期間最終盤にローンで入団したFWラヒーム・スターリングは若いチームに経験をもたらすだけでなく、チェルシーで溜め込んだ鬱憤を晴らそうとするだろう。 逆に手放したのは、MFエミル・スミス=ロウ(フラムへ)、FWエディ・エンケティア(クリスタル・パレスへ)、FWリース・ネルソン(フラムへローン)の生え抜きトリオや、GKアーロン・ラムズデイル(サウサンプトンへ)、MFファビオ・ヴィエイラ(ポルトへローン)ら、誰もが昨季の完全な主力ではない選手たち。21シーズンぶりのプレミア制覇へ向けて、戦力は整った。
レアル・マドリード(スペイン) 【4-1-2-3】FW/ヴィニシウス(ギュレル)、エムバペ(エンドリッキ)、ロドリゴ(ブラヒム・ディアス)MF/ベリンガム(セバージョス)、バルベルデ(モドリッチ)MF/チュアメニ(カマビンガ)DF/メンディ(フラン・ガルシア)、リュディガー(バジェホ)(アラバ)、ミリトン(ラモン)、カルバハル(ルーカス・バスケス)GK/クルトワ(ルニン) 昨季、15度目の欧州制覇を果たした世界のクラブフットボールを代表するチームに、数年前から相思相愛だったキリアン・エムバペがパリ・サンジェルマンからついに加わった。 さらに2022年12月にパルメイラスとの移籍で合意していたブラジルの最新の至宝エンドリッキも、18歳になって晴れて入団。急成長中の19歳のアルダ・ギュレル、すでに王者の風格を漂わせる21歳のジュード・ベリンガム、ヴィニシウスとロドリゴのブラジルコンビと、誰が出ても相手の脅威となる攻撃陣が完成した。 トニ・クロースが現役を退いた中盤だが、何年も前からそれを見越してフェデリコ・バルベルデやオーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマビンガといった最高級の若手にレジェンドの薫陶を与えており、今ではそれぞれに独り立ち。39歳のルカ・モドリッチも健在だ。 最終ラインについては、マドリーひと筋だったナチョがサウジアラビアへ移り、重傷を負っているダビド・アラバの復帰にも時間がかかることを考えると、戦力はダウンしたと言えるか。それでも、白い巨人がまたしても欧州で猛威を振るいそうな気がする。