電灯をパチッと消した瞬間に真価を発揮するギフト
マルセル・ワンダースは1963年オランダ生まれのプロダクト&インテリアデザイナー。アムステルダムを拠点に、Alessi、KLMオランダ航空、Flos、Swarovski、Puma、B&Bイタリアなど、世界をリードするトップブランドのデザインを手がけ、その作品は世界各地で目にすることができる
放射状のカット装飾が美しいピュアなクリスタルと、洗練された白い大理石を組み合わせた『ニューアンティーク オーラ』。上の写真のようにデイライトのなかではこうして静謐な美しさをたたえていますが、キャンドルに火を灯して周囲を暗くすると、なんと! 魔法のように魅惑的な光が広がり、幻想的な輝きを見せてくれます。室内を暗くしないとその真価を発揮しないギフト……なんて、ちょっとドキドキしますよね?
推薦者が語る「ココがすごい!」/1日の余白を楽しめるギフト
いままで色んなギフトを贈られてきました。もちろんブランドバッグや貴金属はうれしい。でも、そのセンスが重要だし、高価な品なので贈ってくれる人によっては負担に感じてしまいます。次に無難なスカーフや、手袋などのアクセサリー。喜んで数回は使うんですが、ワンシーズン終わるとしまいこんで終わりかな。となると、いま一番うれしいのは、日常生活に極上の彩りを与えてくれる、こんなキャンドルスタンドです。卓上にあっても小さいので気にならず、ふとした時に暗闇を楽しむ。そんな1日の余白を楽しめることが最高の贅沢かなと感じます。
秋山 都(Web LEON編集部)
Web LEONの食いしん坊担当。美食と美酒を追い求め、国内外を飛び回り1年の3分の1ほど旅に出ているため、テラスの植物に水やりできないのが悩みの種。
私もイチオシです!
【オシ編1】 石井 洋(Web LEON編集長) 「時間の経過で見え方が変わるロマンティックな仕掛けにうっとり」
キャンドルホルダーとクリスタルの組み合わせ。この発想がなんともバカラ、なんともマルセル。メゾンの深遠が見事に表現されたコチラは、朝~昼は穏やかな光を、夕方にはオレンジの色味が強まり、夜ともなれば暗闇に光の花が咲くよう。時間の経過に応じて見え方が変わるだなんて、いや~、ロマンティック。さらには深夜、ふたり見つめ合った刹那、「ふっ」とキャンドルの炎を消したら……見えなくなってもロマンティックな仕掛けに、もはや悶絶です(妄想)。
【オシ編2】 高橋 大(Web LEON副編集長) 「ギフトに必要なのはロマンティック?」
我が家では毎年バカラのネコオブジェを母にプレゼントする習慣がありました。実家に帰った時は、たまにそれを取って電灯に透かしてみたりして、そのときのキラキラした光はすごく記憶に残っています。バカラのクリスタルを通した光ってほんと素敵ですよね。それがキャンドルの光と合わさったら、こんなロマンティックな逸品に。ギフトとしてこれ以上のものはないでしょう! ※掲載商品はすべて税込み価格です
撮影/ 鈴木泰之(Studio Log) スタイリング/髙塩崇宏 文・編集/秋山 都(Web LEON)