美容のプロに聞いた、やりすぎない「大人可愛い」ベースメイクの作り方|美ST
いつまでも可愛いと言われたいのが本音でも、やりすぎると痛いと思われがちな世代。そこで、愛らしさを備えながらも上品さを保ちたい私たちに必要なのが“大人可愛い”バランス。甘さと辛さをちょうどよく組み合わせたメイクやファッションを取り入れながら、ポジティブな心持ちで過ごすことで、エイジレスな可愛さが手に入ります。
大人可愛いのもと「ハッピーオーラ」はメイクで出す!
\肌は「ほんのりツヤ&マット」が基本!/ 無邪気さと上品さを兼ね備えたハッピーオーラを出すには、ベースメイクが肝心。「ほのツヤほのマット」の質感にチークで作るふっくらシェーディングを仕込んで、可愛いだけじゃない、芯のある大人の表情をつくります。 【POINT】 毛穴レスな肌の内側からフォギーなツヤがにじむ
2.ファンデーションを頰の広いところに置いて伸ばしてから、全体にスポンジで叩き込む。目の上にも薄くのせる。
3.最後にサラッとさせるため、パウダーをパフに取り、Tゾーン、まぶた、眉、口周りに塗り、残りを首にも。
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【左から】肌悩みをボカし、しっとりしながらフォギーな質感。ローラ メルシエ トランスルーセント ルース セッティング パウダー ウルトラブラー トーンアップ ローズ¥7,040(ローラ メルシエ ジャパン)上品なツヤが均一に広がり、薄膜で密着。コスメデコルテ ゼン ウェア グロウ SPF20・PA++ 30ml ¥7,700(コスメデコルテ)ハリ感を出しながら、くすみや色ムラを補正してトーンアップ。SUQQU ザ プライマー SPF15・PA+30g ¥11,000 ※ 9/6発売(SUQQU) 大人世代が目指す「可愛い」はちゃんと軸があり、自信を持ちながらも、圧を感じさせない抜け感や親近感、愛嬌が透けて見えるバランスが最適。時代を乗りこなすことで自信がつく側面もあるため、新作のセミマットなファンデを取り入れた「ほのツヤほのマット」肌を提案します。ツヤもあるけどマットな質感が凜とした印象に。 そしてキーカラーはくすんだピンクで、大人こそ手懐けると可愛らしさに繫がる色。血色感を出しながらも、引き締まって陰影を感じさせてくれます。くすみをオフした透明感のある肌にもぴったり。くすみピンクを、かっこよさを引き出すように使いこなすこなれ感を出し、目元もチークも色を統一することで大人のピュアさも引き出せます。 このベースは、リップの色はどんな色でも合うので、TPOや気分に合わせて遊ぶことができます。質感とくすみピンクを操り、ツヤとリップカラーで余裕感を出せば、メイクで大人だからこその可愛らしさを演出できます。
教えてくれたのは…
■長井かおりさんメイクアップアーティスト リアルな悩みを熟知して、トレンドを楽しみながら理論に基づくメイク方法を優しく丁寧にアドバイス。SNSやYouTubeも人気。 2024年『美ST』10月号掲載 撮影/豊田亮〈人物〉、山下忠之〈静物〉 モデル/佐藤めぐみ ヘア・メイク/長井かおり(MAKEUPBOX) スタイリスト/井関かおり