スーパーセーブの鈴木彩艶を巡り伊メディアが引き抜きを警戒「バイエルンだけではない」
パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、5日のトリノ戦(0-0)で活躍を見せ、イタリアメディアでも注目の的となっている。 昨夏にシント=トロイデンから昇格組のパルマに加入すると、前年のセリエB優勝に貢献したベテランGKレアンドロ・チチソラとのポジション争いを制してレギュラーに定着した鈴木。5日のトリノ戦では、3度のスーパーセーブを見せる活躍で敵地でのポイント獲得に貢献し、MOMに選出されるなど高い評価を受けた。 イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は「スーペル(最高級の)スズキが全て止めた」との見出しで驚きをもって報道。『コリエレ・デロ・スポルト』もまた「スズキが救った。トリノ対パルマが0-0以上の結果にならなかったのは、スズキのビッグセーブのおかげでもある」などと評価した。 そんな中、イタリアメディア『メディアセット』は、鈴木と2029年6月末までの契約を結ぶ所属先のパルマに警鐘を鳴らしている。同メディアは「パルマ、スズキに注意を払うように…GKをターゲットにしているのはバイエルン(ミュンヘン)だけではない」との見出しをつけ、セリエAで評価を急上昇させている日本代表GKに対する他クラブからの熱視線を警戒した。 「ザイオン・スズキは、トリノのホームでのパルマの引き分けの偉大な主役となり、注目を集めている」と指摘。「特にバイエルン・ミュンヘンがパルマの日本人GKに目をつけている」と述べ、このほかにも「複数のプレミアリーグのクラブが、23歳をモニタリングしている」と伝えた。日本代表守護神を巡る今後の動向は注目されるところだ。