子どもの「規則正しい生活」よりも「金融教育」が優先? ”4万円の壁”突破で高まる投資熱 金融教育は何歳からが適切か 番組アンケートでは「小学校高学年~」が最多
きょう4日の日経平均株価は、取引開始直後から”4万円の壁”を突破。終値も前営業日比198円41銭高い40,109円23銭となりました。 街の人は・・・ 「小泉政権の時は7000円台でしたからね。それを思うと6倍弱。びっくりですね!」 「(過去の自分に)なんで株を買わなかったんだろうなって。ちょっと見渡すと高そうな車が走っているから、(利益が)どこかには行っているんだろうなと。僕の所には来ていない」 この歴史的株高で株に興味を持つ人たちが急増。週末行われた個人投資家のためのイベントは大盛況でした。
「投資や金融の勉強」は大人だけの話ではありません。イー・ラーニング研究所は、子どものいる親を対象に「2024年 新学年の学習についての調査」を実施。 「新学期を迎える子どもにチャレンジさせたいことは?」という質問に対し、「金融教育を学ばせる」と回答した人が1位となりました。なんと「規則正しい生活習慣を身につける」「新しい友だちをたくさんつくる」といった項目よりも多くなる結果に。 また、「子どもへの『金融教育』は必要ですか?」という問いに対して「はい」と答えた人が99.7%。子どもに金融を学ばせたいと考えている親が多いことがわかります。
番組でも独自にLINEアンケートを実施し、721人から回答を得ました(4日午後4時時点)。「何歳から金融教育を学ばせたいですか?」という質問に対し、最も多かったのは「小学校高学年~」でした。 「お小遣いをもらうので、いかに有効的に使うか学ぶのにいい時期」(50代男性) 「お菓子一つを買うことにも、働かないと買えないことを理解してもらいたい」(40代女性) 「今どきの小学生はゲームの課金システムを知っている。高学年から教えることで課金に対する考え方が変わるかと」(20代女性) などの声がありました。
また、「家庭で行っている金融教育を教えてください(自由記述)」と尋ねたところ、下記のような回答がありました。 「月500円のお小遣いを、1ヵ月で使い切るか貯めて大きい買い物をするか、子どもに任せている」(30代男性) 「お小遣いではなく、”給料制”を導入。家族のために働いた分だけ給料になる。給料は貯蓄用や今すぐ使う用など自分で分けてもらい、収支をノートに書かせている」(40代女性) 「お小遣い帳で入出金の管理から始め、中学では自身の預金口座を持たせ金利の勉強。高校からは株式や債券など、資本主義の構造を学ばせた」(60代男性) 各家庭でいろいろな工夫がされているようでした。みなさんのご家庭はいかがでしょうか? (『newsおかえり』2024年3月4日放送分より)