リモコンの反応が悪く、押し間違いで何度もエアコンを付け消ししています。悪影響が出るでしょうか? 対処法はありますか?
リモコンの反応が悪くなると、押し間違いが起こりがちになります。それが電源であった場合には、エアコンを頻繁に付け消しすることになっても不思議ではありません。 では、エアコンを頻繁にオン・オフしていると、どのような悪影響が出るのでしょうか。反応の悪さがリモコンの不具合によるものかどうかの確認方法とともに解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
電源を頻繁にオン・オフした場合の悪影響とは
エアコンの電源を頻繁にオン・オフしている場合に考えられる悪影響は、電力の余分な消費です。その要因には、エアコンの「設定温度」という機能が関係しています。エアコンは、室内機と室外機が2本のパイプでつながっています。このパイプで液体ガス(冷媒)を循環させて、冷たい空気や暖かい空気を室内に送っているのです。 ところで、エアコンを作動させる前には、リモコンで温度を設定する人が少なくないでしょう。この場合の温度は、吹き出してくる風の温度ではありません。 一般に設定温度と呼ばれるのは風の温度ではなく、室温が設定温度に達すると同時にエアコンの「室外機を停止」させる目安のことです。エアコンは、室内機と室外機をパイプでつなげることで、室内に冷風や温風を送っています。そのため、室外機が停止すれば室温は上がりません。 これは「サーモオフ」と呼ばれる機能で、室外機を一時的に停止させることで、室内の温度が設定温度を超えないように調整しているのです。では、なぜ設定温度の機能が電力の余分な消費につながるのでしょうか。 設定温度に達するまでは、エアコンはフルパワーを発揮するため多くの電力が必要です。一方、設定温度に達してしまえば室外機が一時的に停止するため、消費電力は抑制されます。このようなことから、エアコンを頻繁にオン・オフしていると、そうでない場合と比べて、より多くの電力を消費する可能性が高くなります。 電力消費量が多くなれば、その分だけ電気代がかさむことになるため注意が必要です。ところで、反応が悪いのは、リモコンの不具合が原因なのでしょうか。それ以外の原因も考えられるため、以下で紹介する点を確認してみるとよいでしょう。