【体験談】「ベランダいらなかったかも…」静岡県で「2700万円の注文住宅」を建てた夫婦の後悔
国土交通省住宅局が2023年(令和5年)3月に公表した「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、全国の注文住宅取得世帯が注文住宅を選んだ理由の1位は、「信頼できる住宅メーカーだったから」で54.7%となっています。 【写真3枚を見る】静岡県で「2700万円の注文住宅」を建てた夫婦の後悔とは 住宅の取得希望者が新築注文住宅を選ぶ理由は会社や担当者の信頼度が一番で、「信頼できる住宅会社」であることが契約の決め手になっていると推測できます。 ただし住宅のデザインや広さ、設備等を決して軽視しているわけではなく、どういった性能や機能を選んだら良いのかがわからないため、信頼できる住宅会社からの意見や提案を求めているといえるでしょう。 これを踏まえて本記事では、静岡県で注文住宅を購入した方の体験談を紹介したいと思います。 この事例は次のような方の実際の体験談になります。 ・【居住地】 静岡県 ・【購入価格】 2700万円 ・【現在の年齢】 40歳代 ・【購入時の年齢】30歳代 後悔等をもとに、自分にあった住まいづくりを実現しましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
注文住宅での後悔ポイント1:お風呂場に窓がなく、換気用の窓を設置すればよかった
「換気用の窓を設置すればよかった」 入浴は夜間にすることが多いため、換気扇がある場合には防犯上の理由から浴室に窓を設置しないケースがあります。 また、窓は熱の流出入が最も多い場所なので、窓をなくすことで熱がロスするのを防ぐことができます。 一方、窓がないことで、自然光が入ってこないため開放感がなくなる、窓を開けて換気することができなくなるなどのデメリットが生じます。 空気の出入り口が2か所以上ないと有効な換気は行えないので、狭くて密閉性の高い浴室の場合には、換気扇による強制換気の方が自然換気よりも実用的といえます。
注文住宅での後悔ポイント2:ベランダはなくてもよかった
「少し大きめのべランダを作ったのですが、部屋はランドリー室に干すこともあり、ほぼ活用しておらず…無くてもよかったかなと思っています」 住宅のベランダの役割には洗濯物を干す、エアコン室外機の設置場所、趣味のためのスペースなどがあります。 しかし近年は花粉や黄砂、住宅密集地での人の目などを気にして、洗濯物を屋外に干さない方が増えています。 またベランダは雨漏りの原因になることが多く、建築コストや維持管理費用がかかります。 ベランダは当然のように作ってしまいがちですが、自分にとって本当に必要なものなのかどうかを見極める必要があります。