経年変化も楽しめる! 深刻化する日本の放置林問題に向き合った「間伐材フローリング」[FRaU]
toolbox(東京都)
放置林問題を考える間伐材のフローリング。 空間づくりのプラットフォームとして、家づくりの材料やアイデアを提供する内装ストア〈toolbox〉では、間伐材を有効活用した「間伐材フローリング」と「無垢床タイル」を展開。 深刻化する国内の放置林問題に向き合い、森を育て、再生させるために欠かせない間伐材を活用した商品だ。ラインナップはヒノキとスギの2種類。どちらも一般的なフローリングに使われる樹種よりも柔らかい部類だが、繊維中に多くの空気を含むことから保温性に優れ、素足で歩いても心地いい。 無塗装ゆえ木の香りが優しく香るのも魅力だ。柔らかい分、傷がつきやすいという面もあるが、経年劣化も愛おしい味になる。同社の「蜜ろうワックス」を塗布すれば、使い込むほどに雰囲気が変わり、経年変化も楽しめる。
AEAJ Green Terrace(東京都)
精油の魅力を体感して森と植物の恵みを楽しみ、知る。 世界最大規模のアロマテラピー団体である公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)。 2023年に東京・原宿にオープンした〈AEAJ Green Terrace〉は、アロマの魅力を五感で体感し、植物の恵みである精油がもつ力と可能性を様々なコンテンツを通して紹介するスポットだ。
国産ヒノキの組積構造が印象的な空間は隈研吾による設計。世界中約300種の精油の香りを試せる「アロマラボラトリー」や、香りや植物、環境に関する書籍を閲覧できる「アロマライブラリー」などを備える。
植物を使ったハンドクリームやアロマロールオンづくりなど、様々なワークショップも随時開催している。来館やワークショップはすべて要予約。東京都渋谷区神宮前6-34-24(JR原宿駅から徒歩7分)。
来館者にはオリジナルボタニカルティーの茶葉1包がプレゼントされる。 ●情報は、FRaU2024年8月号発売時点のものです。