過去を遡れる「Recall」がAMD/IntelのCopilot+ PCでも利用可能に
Microsoftは6日、Windows 11 Insider Preview「ビルド26120.2510」をDevチャネル向けに提供開始した。Recallなど、Qualcomm製CPU搭載製品向けに先行して展開していたCopilot+ PCの新AI機能が、本ビルドよりAMDおよびIntel製CPU搭載製品でも順次利用可能となる。 【画像】Recall以外でも使えるようになったClick to Do AMDおよびIntel製CPU搭載Copilot+ PCでも利用可能となったのは、ユーザーの作業などを後から遡って確認できる「Recall」(プレビュー版)、コンテンツに応じたさまざまな操作を簡単に呼び出せる「Click to Do」(プレビュー版)、テキストプロンプトを通じてAI画像生成をできるペイント向け機能「Cocreator」、AIを使った画像生成やスタイル変更を行なえるフォトアプリ向け機能「Image Creator」および「Restyle Image」となる。 なお、Cocreatorについてはペイントのバージョン11.2410.1002.0以降、Image CreatorおよびRestyle Imageはフォトのバージョン2024.11120.1001.0以降の導入が必要となる。 このうちClick to Doは、これまでRecall上のスナップショットのみが対象だったが、今回からRecall以外の場所でも使えるようになった。「Click to Do」でタスクバーから検索するか、「Winキー+マウスクリック」または「Winキー+Q」で呼び出せる。加えて、テキストを対象としたアクションとして、要約や書き換えといったオプションも利用できるようになる。 Click to Doの利用にはRecallの有効化が必要。ただし、スナップショットの保存は無効のままで使える。 そのほか本ビルドに含まれる変更や不具合修正としては、モダン化したWindows Helloの順次展開、タスクバーやシステムトレイの信頼性に関する問題の修正、オーディオ周りの問題の修正などがある。
PC Watch,宇都宮 充