かんぽ不適切販売問題 日本郵政らが会見(全文3)年賀状のノルマは廃止済み
契約者とすれ違いがあった契約が1万2000件。問題意識は?
読売新聞:読売新聞の【ヨネザワ 03:12:28】です。まずは先ほど長門社長のご発言で、違反の認定件数は少ないというふうなお話あったんですけど。 長門:少ないって。 読売新聞:622件とか48件のところです。 長門:18万3000件の中の1で見ると、いろいろ報道された数字と比べると622件、48件は少なく見えると。22件という昨年度の報告の数字と比べるとむちゃくちゃ多いと思いますと。両極端に感じてます、というのがあれなので、片方だけ取られるとちょっとしんどいんですけれど。 読売新聞:分かりました。その上で、契約者の申し出に基づければ1万2000件もあったと。これは違反がないにしても、契約者とすれ違いが生じる契約がこれほどまでに多かったということについての問題意識はないのでしょうか。なんでこんなにすれ違いの件数が多かったんでしょうかっていうのが1点目。ごめんなさい、全部、一気に言ってしまいます。 あと以前から長門社長、情報が上がってこなかったっていうお話をされていたと思うんですが、今日の調査委員会の指摘の中で問題や苦情を矮小化する組織風土というのが指摘されていましたが、この指摘について、今の段階において、実際にそのとおりだというふうにお感じになられているのかというのが2点目です。 最後です。これ大事なので、一部のメディアで、すでに長門社長が辞意を表明したという報道が流れていますが、先ほどの発言を基に。そういうふうな理解で先ほどの発言を理解してよろしいのでしょうか。以上3点、お願いします。 長門:1点目はじゃあ、あなた。
真摯に受け止め反省している
植平:1万2836件が調査対象になったと。それが大変多いんではないかというお話でございました。18.3万件を調べて、5年間調べて、1万2836件でお客さまのほうから、少しご疑問があるというご指摘をいただいてるという意味においては、大変、真摯に受け止めて反省をしておる次第でございます。 ただ今回、お客さまの声を少し幅広く取っております。少しでも疑問がある領域であれば、幅広く取って調べるということにしてスタートをしておりますので、そういう点もご勘案いただければというふうに思いますし、全体的にいえば今回、かんぽ問題として、さまざまなメディアでいろんな取り上げられ方をして、お客さまのほうもそういったお話も含めてご不安がおありになって、いろんなお申し出をいただいたというふうにも理解をしております。 いずれにせよ、お客さま、お1人お1人にきちんと当たりまして、お客さまのお話を聞いて、募集対応上、少しでも問題がある事案については無視をせず幅広く取って、ここを、間口を広げて調査を始めたということで、こうした数字が上げられてきているということでございます。その総母数、現時点で1万2836件でございますけれども、判定を完了した2500件との対比で法令違反の48件、622件のルール違反というものが、現時点でいえば認識ができているということでございます。これも大変、再調査をして、こういうものが浮かび上がってきたということについては、われわれとしては大変申し訳なく思っておりますけれども、残る件数について、しっかり調査を進めていきたいというふうに思います。 【書き起こし】かんぽ不適切販売問題 日本郵政らが会見 全文4へ続く