かんぽ不適切販売問題 日本郵政らが会見(全文3)年賀状のノルマは廃止済み
社員の相談窓口を設置
追加的に日本郵便のほうの横山のほうからも、こういうような措置を打つという現場のほうの措置もございます。これはこれでご説明申し上げますけども、一番最後に私のほうで申し上げた風土改革と。これ、口でいくらきれい事を言っても、きっちりとみんなが本気になってやらないと意味がないと思うんですけれども、その中の幾つかの措置で新しい声を拾うところをつくるよ、ということを申し上げました。 1つは金融営業専門の、いってみればホイッスルブロワーが来るところの受け皿と、もう1つは、併せて郵政グループ社員の日頃の業務の中で、疑問等について相談を受ける窓口というのも設置します。形だけじゃない本気の目安箱を設置しようと思っておりまして、こういうものも、この風土改革も、いってみれば今般の一連の再発防止策の1つの柱でございますので、先ほど申し上げた第三者の人にも見てもらって、社長がしっかり見る、定期的にチェックをして進捗状況を公表するというところの1つの項目として、しっかり入れる所存でございます。 特別調査委員会さんのほうから3年ぐらい、もう急に手を打ったからあしたからころっと変わるというものではないだろうと、いろいろ予算の措置、システムの措置、組合との対応、いろいろあるだろうから、例えば3年ぐらい、5年じゃ長過ぎると。1年じゃ足りないかもしれないということの時間軸だと思いますけれども、その中で定期的に、まだ四半期なのか半期なのか実は決めていないんですけれども、そういうところで報告する中の1つの項目としてこういうものも入れて、社員が不幸な日々を送るということのないような環境をしっかりつくっていきたいと思っております。郵便のほうはそちら、追加的に彼のほうから。
パワハラ抑制に努める
横山:私から2点申し上げます。パワハラにつきましては、当然のことではありますけれども、社員の働きがいのある職場づくりに反するものでありますので、従来から禁止してるところではありますけれども、各種、勉強会、あるいは進捗管理等々においてそういった声が私の耳にも入っているのは事実でございますので、例えば勉強会におきましては、これ、全ての勉強会を否定しちゃいかんとは思いますけれども、ただ、勉強会におきましても、本社としてこういう営業スタイルだとか、あるいはこういう品質を望むんだというようなものを本社から出していくというようなことで、徹底的に変えてまいる方向で考えております。 それから2点目、ご指摘のございました年賀を含めのお話でございますけれども、年賀につきましては、私も着任以降、金券ショップ等々で大事な商品が出回っていると、安い値段で、ということについて認識をした上で、これの対策を取らなければいけないということであります。これにつきましても支配人が過大な目標の中で、自分で買っている証左ではないかと疑われるものもございますわけで、これについて対策を打ってまいりました。 従いまして、ご指摘のこの年賀のノルマといいましょうか、目標ですね。これにつきましてはもう廃止をしたところでございますので、私どもの調査におきましても、これ、昨年の年賀からそういうふうにしておるわけですが、今年の年賀におきましてもそういうことで、実際に金券ショップ等々でそういったものを見掛けることはまず、なくなったんではないかというふうに考えておりますが。 それとともに、それ以外のものにつきましても目標が、ノルマといいましょうか、目標が全ていけないということでも私はないというふうに考えております。企業が持続的に成長していくためには経営計画があって、そしてそれに基づく各セクション、各部門の目標というものが出てまいるわけではありますけれども、これが市場環境対比、適切な、まず大本の目標がふさわしいものなのかどうかという検証の上で、そして現場にさらに目標を出していく際には当然、対話をしなければいけませんし、そして、そこの地盤といいましょうか、マーケット特性、顧客構造等々を含めて、よく話し合いの上で目標を定めていくというやり方に、これも徹底的に変えて、今、検討をしているところでございます。現在につきましては、現時点におきましては、今期は各種目標については全て定めておらないところでございます。以上です。 司会:よろしいでしょうか。真ん中のブロックの端っこの眼鏡の、一番前の方、お願いします。