かんぽ不適切販売問題 日本郵政らが会見(全文3)年賀状のノルマは廃止済み
今後も必要な調査を行う
そういう意味では全件調査の中で、これはもちろん1900万人のお客さまにご連絡を差し上げて、もう問題ないからお返事をいただかなかった方々もたくさんおられると思いますし、今回100万通の、お返事をいただいた方もおられます。われわれはもう毎年ご契約内容をお客さまにお届けする中で、お客さまのご要望やご不満やご疑問に、継続してお答えしていくという態勢を取っておりますし、さらにこういった全契約調査の枠組みの中から、先ほどちょっと申し上げましたように、解約と新規を繰り返すような事例等、お客さまに不利益が発生している可能性のある領域については、これからスコープをしっかり定めて、必要な調査を行っていくということをやっていきたいというふうに思います。 司会:本日、第1部と合わせましてかなりの長時間、また、遅い時間にもなっておりますので、できるだけ多くの方にご質問いただけますよう、お1人、まずは1問とさせていただきたく存じます。誠に勝手ですが、よろしくお願いいたします。窓側のブロックのところ1、2、3、4番目で今、手をあげていただている方、お願いします。
不正に走るメカニズムはどの程度是正されるのか
テレビ東京:テレビ東京の滝田です。お伺いしたいのは、今日、発表された資料の6ページ目以降に、募集管理態勢に対する取り組みのお話はいろいろと記しておられるかと思います。一方で、先ほど発表されました特別調査委員会の報告書を拝見しますと、100ページ以降に出てきますけれども、具体的に申し上げると、営業現場でかなりパワーハラスメントのような形で、実際に募集しておられた方が追い詰められるような格好で不正に走っていたようなメカニズムが浮かんでくるかと思います。今回の募集管理態勢の改革というのか、見直しで、それはどの程度、今後、是正されていくのか。例えば6カ月後に再検証するとか、そういうお考えがあるのかどうかということを、まず、これは長門さんにお伺いしたいと思います。 ちょっと関連の質問で恐縮なんですけれども、気になるので、これは横山さんにお伺いしたいんですけれども、いわゆるノルマがかなり日本郵政グループで問題になってる中で、例えば今、年賀状、年賀はがきについて営業の現場に、例えばどのくらい販売すべしというようなプレッシャーが掛かってるようなお話も聞いたりします。つまり、保険商品だけではなくていろいろな日本郵政グループのビジネスの中で、販売目標ないしノルマ至上というのは、まだやはり残ってるんじゃないのかという指摘に対してはどう考えてらっしゃいますでしょうか。以上、2点お願いいたします。 長門:最初のパワハラ問題について、私のほうから申し上げます。日本郵便のほうでも今般の事件を通じていわゆるパワハラ的な、社内で、やれ土下座をさせたとか、屈辱的な研修会に行かされたとか、怒鳴られたとか、もう来なくていいとか、いわゆるパワハラ的なものがいっぱいあったと、大変申し訳ないんですけれど、今になってそういうことがかなり深刻な状況で一部あったということを聞いておりますので、従業員が幸せに会社に来れない会社が幸せになれるわけがないので、きちっとこれについても対応したいと思っております。