「胸にしこりを感じた」ティンダ―で出会った男性の一言で“乳がん”を発見。アメリカ人女性のマッチングアプリ体験談が話題に
そしてようやく化学療法が終わると、私は左胸に別れを告げ、乳房切除術を受けた。私はサムに「私は胸が好きの男性と交際中に、乳がんで胸を切除しなければいけなくなったのよ。すごい悲劇的よね」と言うと、彼は「心配するなよ。僕はたしかに好きだけど、1つあれば十分さ」と答えた。 2021年3月から放射線治療が始まり、無がん状態になるまで毎日、5週間連続で治療が続いた。私は今、乳房再建手術を待っているところで、今後10年間はホルモン治療も受ける予定だ。 サムと私はこの年、同棲を始めた。もし彼が勇気を出してしこりを感じたことを私に言ってくれなかったら、私は今ここにいなかったかもしれないと思う。おそらく私は自分でしこりを見つけたりはしなかっただろうから。乳房の自己検査をきちんとやったことは一度もなかったばかりか、やり方も知らないし、やる予定もなかった。 だから、彼が今も私のことを、愛情を込めて「ランピー」(ランプはしこりのこと)と呼び、毎月マンモグラムならぬ「サンモグラム」(名前がサムだから)と称してチェックしてくれるのは、すごく素晴らしいことだ。彼はまさに私のライフラインになった。 マッチングアプリに運命の相手はいない、たしかにそうかも。でも、私たちのストーリーは、少なくともマッチングアプリの何気ないタップから始まった。
From Cosmopolitan