50代、夫のがんがきっかけで見直した「健康習慣」。ほどよく運動、ストレスのない暮らしを意識
高まった健康意識。食事は栄養価やバランスを重視
ありがたいことに夫の手術は成功。現在は元気です。夫が病気になったこと、そして自分自身の体調不良がきっかけで、体をつくっているのは食べものなんだと改めて思いました。あれ以降、食べものには以前よりもこだわるようになりました。旬の食材を取り入れたり、原産地や添加物が含まれているかいないかという細かな部分にも注意するようにしています。塩麹やタマネギ麹などは栄養も取れて、調理の下ごしらえもラクなので重宝しています。 また、毎食5~6品くらいの料理を用意し、品目のバランスも心がけています。とはいえ、そればかりを考えているとしんどさを感じてしまいます。私自身、持病があるため無理やストレスは禁物。ですので、ときにはローリングストックとして常備しているレトルトの食材を使用するなど、手を抜ける部分は手を抜くようにしています。
体力づくりも兼ねて、適度な運動も
また、夫婦でウォーキング教室に通い始めたのですが、ここであらためて運動の大切さにも目を向けるようになりました。夫は体調を考慮しつつですが、私はフィットネスで45分のレッスンを受けることが習慣になりました。また自宅ではブログを書くときや食事をするときにバランスボールに座るようにしています。 じつは、私はお酒が好きなので、毎日晩酌もしています。おいしいものや好きなものを我慢せずに食べたいからこそ、そのぶん運動をして体を動かすことを意識しています。シンプルですが、これがいちばん大切なことなのではないかと思っています。
好きなものに囲まれた心地よい空間づくりを意識
自分が欲しいものや自分が好きなものに囲まれた空間や時間は心地がいいので、転勤による引っ越しで家が変わっても毎回意識しています。 今も2羽のオカメインコを飼っていますが、小さな頃からずっと鳥を飼っていたこともあり、鳥のグッズが大好きなんです。今住んでいる家の玄関にも鳥グッズをたくさん集めたコーナーをつくって楽しんでいます。インテリアショップで気に入ったものを見つけるたびにいまだに少しずつ増えていっています。 また、結婚当初から育てている鉢植えの手入れをしている時間も同じくらいかけがえのない時間。自分が過ごしやすく感じられること、自分をいちばんに考えることが“自身の健康”につながっていると思っています。
小林ユリ