50代、夫のがんがきっかけで見直した「健康習慣」。ほどよく運動、ストレスのない暮らしを意識
自分や家族が病気になってしまったら、暮らしが一変してしまうはず。だれもがそういう可能性を持っていますが、ブログ「まめ's HOME」の管理人で、整理収納アドバイザーの資格を持つまめ嫁さんは夫のがんが発覚し、それまでの暮らしが変わりました。家族としてどのように病気と向き合ったのか。そして、それがきっかけに目覚めた健康生活について教えてもらいました。 【写真】オカメインコとの時間が癒しに
夫のがん罹患で生活が一変。気持ちも体力も消耗した
夫のがんが見つかったのは2015年。5年生存率を調べるととても低く、納得できる手術や治療法を提案してくれる病院が見つからず、夫の病気について調べれば調べるほど追い詰められていき、なにも手につかなくなりました。 それまで普通だと思っていた生活が、当たり前ではなくなりました。夫の病気を受け止めているようで受け止めきれていないような、そんな不安定な感覚。当時はとにかく、自分にできることをすべてやろうと必死でした。がんにならない食事とか、がんが治った食事などについて書かれている本を読みあさっていました。
●無理のしすぎで、自身も体調不良に…
当時は夫の転勤で広島にいたのですが、大阪で納得できる治療法を提案してくれた病院が見つかったので、会社が大阪に転勤の辞令を出してくれたんです。ありがたいことに会社の協力もあり、手術までは比較的スムーズに進んだと思います。 でも、引っ越しのときはすでに夫は入院していたので、引っ越し準備から私ひとりで行いました。 夫が1回目の入院をするときにはつき添いで行ったんですが、私の体調が悪くなってしまって…。手術や入院の説明もあるのに、「気分が悪いから帰らせて」と言ってホテルに戻りました。 少し具合が落ち着いてきたとき、無性に野菜がたくさん入った豚汁が食べたくなったんです。今思えば、自分の食事がおろそかになっていたんですよね。それからは時間のあるときにつくりおきをしておいて少しずつバランスよく食べることを意識するようにしました。そうしているうちに自然と体調不良は改善していきました。食べるものの大切さを、身をもって実感した瞬間でした。