【反対わずか5.4%】選択的夫婦別姓 に賛成は65%―女の転職type:理由は個人の自由尊重、名義変更は面倒!
法務相の諮問機関である法制審議会は1996年、選択的夫婦別姓の導入を答申した。それから30年近く。この間、国政選挙のたびに「争点の一つ」に挙げられるが、本格的な法改正の議論には至ってはいない。実質的に「改姓する側」に置かれている働く女性はどう考えている? 女性に特化した転職サイト「女の転職type」が、働く女性465人を対象に「選択的夫婦別姓」についてアンケートを実施。
「別姓を希望する」人は27%だったが、「同姓を希望する」人も含めて、選択的夫婦別姓に「賛成」は65%で、「反対」5.4%を大きく上回った。世代別では、40代が最も別姓希望の割合が大きかった。
選択的夫婦別姓に賛成の理由としては、「個人の自由を尊重したい」74.7%が最も多く、銀行口座や免許証など各種「名義変更の手間」や「仕事への影響」など実務的な支障を挙げる人も多かった。
一方、選択的夫婦別姓に反対する人は、「子どもへの影響」69.6%、「家族の一体感がなくなる」56.5%を理由にする人が多い。
「仕事上、姓が変わったら困るか」を聞いたところ、「とても困る」「少し困る」計が54.3%で「困らない」26.3%とはダブルスコアだった。具体的には、「呼び方を変えてもらう必要があった」「名刺・メールアドレスの変更」「取引先への連絡」などが上位だった。