「大阪おおきにアプリ」運用へ 吉村知事「アプリを使った飲食店の支援策」
「大阪おおきにアプリ」運用へ 吉村知事「アプリを使った飲食店の支援策」
大阪府は16日、新型コロナウイルス対策で稼働中の「大阪コロナ追跡システム」の普及拡大を図るため、民間事業者との連携のもと「大阪おおきにアプリ」の運用を開始すると発表した。大阪府の吉村知事は同日行われた定例会見で「アプリを使った飲食店の支援策です。利用者はQRコードシステムを登録すれば、その場でそのお店の料理を自分のスマホで注文でき、決済までできる。お金をさわることなく、店員さんから注文を受けることなくできるアプリを開発したのですすめていきたい」と話している。 【中継映像】吉村大阪府知事「飲食店応援キャンペーン事業始める」(2020年9月16日)
6月から稼働している「大阪コロナ追跡システム」
府では6月から稼働している「大阪コロナ追跡システム」は、不特定多数の人が集まる施設やイベントなどを対象としている。もし新型コロナウイルス感染者が利用していたことが判明した場合、その施設で同じ日にメールアドレスを登録した人に、健康管理を促す注意喚起のメールを送信して知らせ、行動変容を促して感染拡大を防ぐものとなっている。 また、施設の利用者が同システムのQRを読み込んだ際に「大阪マイル」というポイントがたまるサービスも8月17日から開始。一定数の大阪マイルを貯めた人を対象に定期的な抽選を行い、当選者には特典を送付する仕組みで利用促進を図ってきた。
吉村知事は「利用者はメニューにもふれず、お金にもふれず、安心して飲食」
今回導入が発表された「大阪おおきにアプリ」は、対応店の利用客が店舗などにあるQRコードを読み込むと、返信メールが来た際に「大阪おおきにアプリページへ」という選択肢が出る。それをタップすると、利用している店のメニュー表が表示され、それもタップで注文。そこでQRコード決済ができるという仕組みとなっている。 吉村知事は「利用者はメニューにもふれず、お金にもふれず、安心して飲食。お店は注文時でよく利用されているタブレットいらず、注文取りいらずで、商売繁盛という仕組み」と話している。
また、店舗側の登録については、大阪府ホームページで大阪コロナ追跡システムに事業者登録を行い、今回公募で7社の中から選ばれたアプリ提供事業者「PayPay」または「みせめぐオーダー(りそな銀行・ビジコム共同企業体)」に利用申請を行うなどの手続きを行う。吉村知事は「店舗は大阪府ホームページから手続きは簡単。店の情報を入れメニュー登録してもらったら作れる」と話していた。 このアプリの詳細は、大阪府のホームページで。