大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文4)大阪・関西万博に積極参加をお願いしたい
病床が空くまで宿泊施設に入ってもらうのは可能か
毎日新聞:そうすると、知事がきのうおっしゃられたように中等症のIIの人たちが中心になっていくんじゃないかっていうのは、これはフォローアップセンターがその場その場で判断していくということなのでしょうか。今の基準の中でこういう、絞り込みというか、優先度の高い人を先に送っていくというような判断をしていくということなんでしょうか。 吉村:きのう申し上げたのは一般論として申し上げたということです。 毎日新聞:分かりました。最後すいません、1点。病床が逼迫してきたときに、4波のときでも起こりましたけれども、病床が埋まると入院調整の間、自宅待機の方が増えて、自宅待機のときに亡くなるというのが大阪でも起きましたし、それから今、関東でもそういうのがよく報じられてます。こういった方、今、病院に入れない人っていうのは自宅するような形になってるんですけれども、例えばせめて看護師さんが常駐してるような宿泊療養、カクテル療法を実施できる宿泊療養だったらなおいいんですけれども、せめてその病床が空くまでは宿泊施設に入ってもらうとか、こういう対応とかっていうのはできないものなんでしょうか。 吉村:例えば入院単位が1週間掛かるとか4日5日掛かるとか、病床がありませんという事態になったときにどう対応するかっていうのはあると思いますが、今そういう状況にはなっていないので。そうやっていくと、ホテル療養でも結局は保健所がファーストコンタクトをして、療養を決定して迎えに行ってっていう、その手順が必要になりますので、保健所を介する限りは、その場合は保健所であっても、ホテルであっても入院であっても、そこの自宅にいる時間というのはほとんど変わらないと思います。
どういうふうに備えるかを聞きたかった
ただ入院に、もうこれは病床が完全に逼迫して、ほぼ入院できない、待機者がもうずっと1週間、4、5日ずっと延びますよというときにどうするかという議論はあるとは思うんですけど、現状、大阪はそういった状況に、もちろん1つ1つの個別例を取って記者の皆さんがこんなのあるじゃないかって言われるかもしれませんが、全体としてはそういう状況にはなってないと思います。 毎日新聞:もちろん現状はそうなんですけれども、今後4波のときのように、逼迫してきたときに備えて、まさに今、そういう議論があると思っているというふうにおっしゃられたわけですけど、その辺りはどういうふうに備えるかっていうお考えをお聞きしたかったんですけれども。 吉村:それは急を要する人から順にやはり入院をしていくということになると思います。ですので、これもまた一般論になってきますけども、軽症の方とか、軽症でもハイリスクのある方はホテル療養に入ったりだとか、どんどん軽症・中等症病院に中等症の中でも重たい方が入ってくるような状況に、感染者がずっと増えてくれば、ピークアウトしなければどんどんそういう状況に入ってくると思います。そうなってくると今度は重症者も増えてくるということになると思います。そうならないようにできるだけ早い段階で治療介入をするというのがわれわれの目指している方向性です。 毎日新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:ほかの方、いらっしゃいますか。では一番後ろ。