大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文4)大阪・関西万博に積極参加をお願いしたい
要請による医療への影響をどう見ているのか
読売新聞:それに加えまして、今回の特措法による要請は4波とか5波よりももっと前からコロナ治療にかなり協力してくださっている医療機関が対象で、病床確保の今回の改定後の計画では、通常医療の一定制限する段階もあらかじめ設けた上での計画に変わっているわけですけども、それに加えて380床の緊急要請するということで、その要請による通常医療の制限とか、どういった医療の状況になるという影響を、知事のお考えを教えてください。 吉村:これはその病院によって、一般論としては言えないと思いますけども、やはり病院における逼迫度は高まるとは思います。じゃあどうやって対応していくのかっていう、これは病院によってさまざまだと思うんです。 例えばほかの、受けてるほかの病気の診療について、この機能については一時停止をして、こちらに回すというやり方もあると思いますし、今受けている軽症・中等症の病床の中で、うまく対応することによって、つまりちょっとこれは看護師さんの負担が増すという形。今でもすごい負担なんですけれども、その中で対応する病院。これ、いろんなパターンがあるとは思うんです。それがいいとは全然思ってないんですけれども、病床が必要なのはもうこれ間違いないし、じゃあ僕らが看護師さんどんどん派遣できるかっていうと、その力もないし、ないですから、医療資源っていうのがそもそも。 なので、その病院においてちょっと準備をお願いする。それはその病院において一番、なんて言うのかな、制限が少ない人も一応制限が出るんだけど、その中の病院に応じたやり方でお願いしたいと思ってますので、特定のこのやり方でやってくださいということはしないです。 司会:よろしいですか。次の方。じゃあ毎日新聞。
どういった組織とどんな協議を重ねたのか
毎日新聞:毎日新聞社の石川と申します。まず、医療型の宿泊療養施設について、2カ所目以降は往診チームをつくりたいというようなお話がありました。人材確保ということからすると、当然、看護師協会だったりとか、医師会とも協議されるとは思うんですけれども、今現在その2カ所目、カクテル療法が実施できる2カ所目以降のホテルの開設に関して、医師会だとか、看護師協会とか、どういった組織とどんな協議を重ねて、その辺の協議の進捗具合を教えてください。 吉村:これは医師会とか看護師協会というよりは医療機関と話をしています。比較的大きな病院です。比較的大きな病院で、もうすでにコロナ治療も受けてくれてるところでチーム編成をお願いできないかということを話をして、やってると。そこのほうが現実的だろうと思っています。 毎日新聞:これから協議を始められるということなのでしょうか。 吉村:もうすでに協議は入ってます。 毎日新聞:それと病床なんですけども、軽症・中等症の病床使用率、連日70%から80%ぐらいで、非常に逼迫した状況が続いてます。きのうの読売新聞さんの質問に対しても、今後の対応ということで、これからの軽症・中等症病床っていうのは、単純に100%になるんじゃなくて、例えば中等症のIIの人が中心に入っていく傾向になるんじゃないかとか、そんな説明がありました。 この今の基準よりももう少し厳しい、対象が絞られていくような、厳格化されるような動きっていうのは、これは完全に現場の入院フォローアップセンターの裁量に委ねられるものなのでしょうか。4波のときには例えば重症病床使用率85%になった段階で、重症化した患者さんを軽症・中等症の病床に引き続きとどめて治療を続けてくださいというような通達も出されてましたけれども、こういった、同様に軽症・中等症病床が一定の水準に達したときには何か府としての基準を設けて、各医療機関に通達されるようなお考えとかはあるんでしょうか。 吉村:現時点で入院基準が変わるということはないです。入院フォローアップセンターで一元管理、基本的には救急車で急に搬送される場合を除いて、救急車で搬送される場合もフォローアップセンターに相談が当然ある場合が多いわけですけど、入院フォローアップセンターでその日その日でどの程度の方がというのは全て把握をしていますので、本当に緊急な方とそうじゃない方ということは、これは当然判断としてはあり得ると思いますけど、一定の何か基準を設けるというのはないです。