「中堅企業」って一体何? なぜ政府から期待されているの?
政府が中堅企業を後押しする理由とは
政府は中堅企業の成長を促すため、税制面で優遇する仕組みの創設などを検討しています。中堅企業に対してこのような重点的な支援を行う背景には、国内投資の拡大や人材育成、地方の賃上げにつなげたいなどの思いが込められています。 前述した通り、中堅企業は独自の技術や製品を持っている場合が多く、売上高も国内外で高い水準で伸びているという特徴があります。日本では中堅企業から大企業へ成長した企業の割合は高くないものの、今後、法改正や政策面で中堅企業に対する支援を強化し、日本経済をけん引する役割を果たすことが期待されているのです。
中堅企業に期待が高まっている
中堅企業は、大企業と中小企業の間に位置づけられる企業です。経済産業省は、2024年の通常国会で産業競争力強化法の改正案の提出を目指していて、そこで新たに「中堅企業」という枠組みを設ける方向で検討が進んでいます。 また、中堅企業に対しては、設備投資の補助や税制優遇の創設を検討するなど、政府によるさまざまな支援が検討されていることから、今後の成長に期待が高まっているといえるでしょう。 出典 e-Gov法令検索 昭和三十八年法律第百五十四号中小企業基本法 中小企業庁 FAQ「中小企業の定義について」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部