コンビニ弁当の低価格化がさらに加速か!? セブン参入は売り上げ減少が要因?
それでは最後に、今後の展望を予測してもらおう。こうした低価格路線は続くのだろうか。岩崎氏が語ってくれた。 「セブン-イレブンは低価格弁当でいい結果が出ているため、もっと増やしていくはずです。また"対セブン-イレブン"はローソン、ファミリーマートの基本姿勢。低価格弁当を減らすことは当面考えられず、どのコンビニでもますます増えると予想されます」 ただし、既存の商品の値下げは厳しいだろうと予測するのはいぬきち氏。 「例えば、弁当ではないのですが、セブン-イレブンのななチキ(骨なし)が2017年発売時で198円だったものが現在は240円。ここから低価格を目指すとしても198円にはならないとみています。 もちろん量を減らして販売すれば可能かもしれませんが、これは冒頭に述べたように顧客の反感を買い、ネガティブな印象を持たれることになるので、することはないと考えられます。安価な新商品の登場に期待です」 われわれとしては、安価においしいものを手に入れられるのはありがたい限り。今後の動向から目が離せない。 取材・構成/黄孟志