【8月17日~18日】今週末必見の“アート&デザイン”まとめ!
●【東京】『デ・キリコ展』(~2024年8月29日)
この展覧会では彼の代表作である形而上絵画はもちろん、初期の自画像やルネサンス・バロック絵画の研究から生まれたもの、晩年の「新形而上絵画」までデ・キリコの生涯をたどる。何度見ても奇妙な感覚に襲われる、迷宮のような絵画だ。
●【青森】『エンジョイ!アートファーム!!』(~2024年9月1日)
〈八戸市美術館〉での「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」メイン企画は『エンジョイ!アートファーム!!』だ。「アートファーム」は〈八戸市美術館〉のコンセプトである「出会いと学びのアートファーム」からとられたもの。美術館でのアートを通じた出会いが人やまちを育むという考え方から、来場者が作家とともに何かを作り上げていくプロジェクトだ。
●【青森】『野良になる』(~2024年11月17日)
〈十和田市現代美術館〉の企画展示室では「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」のメイン企画として『野良になる』展が開催中だ。「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」の共通テーマ「つらなりのはらっぱ」から浮かび上がる“人間と自然との交わり”をさらに一歩進めて、気候変動など環境について考えるためには自然を描くだけでなく、人間のあり方そのものを考え直すことも必要ではないか。展覧会タイトル「野良になる」にはそんな思いが込められている。
●【東京】『開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ』(~2024年11月10日)
社会の小さな声に耳を傾け続けてきた現代アーティスト、開発好明(かいはつよしあき)。30年以上のキャリアを持つ彼の大規模個展が、8月3日から11月10日まで〈東京都現代美術館〉で開催される。個人と社会の対話を紡ぐ、そのアート哲学とは。
●【ヴェネツィア】《Peace Crystal》(~2024年10月7日)
2024年6月、ビエンナーレが開催中のヴェネチアで、現代美術家の森万里子の新作《Peace Crystal》が公開された。これは6つの大陸にサイトスペシフィックな作品を恒久展示するという壮大な計画のひとつだ。今回のヴェネチアでの活動について森自身に語ってもらった。
●【東京】『織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠 ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム』(~2024年9月16日)
ポール・ケアホルムは20世紀デンマークを生きた異才の家具デザイナー。今回の展示は椅子研究家、織田憲嗣のコレクションからケアホルムの主要作品を網羅するもの。彼を本格的に紹介する、日本の美術館では初めてのものになる。会場構成は建築家の田根剛。「Less is More」のデザイン哲学を体感できる。