参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催(全文4)横並びで議論すればいい
立憲・枝野代表「対案の議論すら与党は拒否している」
枝野:いいですか、まず、今議題になっているのは国民投票法に欠陥があるのでこのままでは国民投票できませんと、その改正が議論されてるんです。それについて採決を繰り返し自民党から求められていますんで、これは事実として申し上げておきたいと思います。 そして、少なくとも国民民主党さんからは対案が出てるんです。これを俎上に乗せて議論をしようということすら与党から拒否されてるんですから、とにかく食い逃げをしてそしてこちらの議論はしないでそれで進めてしまおうと、われわれは疑わざるを得ません。ぜひ自分の党内にきちっと指示を出していただいて、このCM規制についてちゃんと議論をしていただければ前に進みます。 夏野:すいません、枝野さん、議論の前提の合意がまだできてないというふうに受け取りました。松井さん、どうぞ。
維新・松井代表「国民投票法と9条改正、教育無償化を横並びで議論するのはイエスかノーか」
松井:国会の運営の担当者がどう言った、こう言ったはもういいじゃないですか。せっかく党首なんですから。枝野さんにお聞きしたいんですけど、枝野さんが議論したい国民投票法の問題点も議論する代わりに自民党の言う9条の改正も議論する、われわれの教育無償化も横並びで憲法審査会開く、これに対してイエスかノーか、これはぜひお答え願いたいと思います。 夏野:安倍さんへの質問ということでよろしいですか。
立憲・枝野代表「自分たちのやりたいことだけ採決するのでは先に進まない」
枝野:いいですか、私ですよ。いいですか、順番があるんです。国民投票法に欠陥があるからそれについて改正しましょうということで与野党で議論を始めていて、それがまだ途中なんです。で、欠陥があるということは実は与党も認めてるんです。なぜならばCM規制についても議論が必要だとおっしゃってるんですから。ところがその議論をしないで、まずは自分たちのやりたいことだけ採決すると、これでは先に進みません。まずは国民投票法について、きちっとCM規制について議論をして結論を出しましょう。一致して結論を出せるかどうか、それとも十分議論をして意見が分かれて採決になるか分かりませんが、その議論にはしっかりとわれわれは乗ります。 松井:質問に答えてくれてない。 夏野:ありがとうございます。ちょっと松井さんよろしいですか、枝野さんよろしいですか。では志井さん、お願いします。