参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催(全文4)横並びで議論すればいい
公明・山口代表「どっちが正しいという話でもめていては議論は進まない」
山口:はい。私は参議院ですから、少し違う立場で見ますけども、私がいろいろ配慮をして与野党共に議論できる環境を整えましょうということを強く申し上げました。どこが悪いとか、どっちが正しいとかっていうことでもめてるようでは、議論は進まないと思います。で、私が公明党の担当から聞いてるところは、これまでの公職選挙法並びのところは早くから合意ができていたんだから、この部分だけでも改正をやりましょうと、CM規制の話はあとから出てきたからこれはもっとじっくり議論を重ねましょうと、こう聞いています。 夏野:では玉木さん、お願いします。
国民・玉木代表「公職選挙法のところは変えることで合意していた」
玉木:私が聞いてる話はちょっと違ってまして、前の前の国会から、公職選挙法並びのことは変えましょうということはある程度、それは野党も含めて議論、合意をしていました。ただそこだけで、ちょっと言葉は悪いですが食い逃げではなくて、CM広告規制のことも一緒にやってくれますよねと言って、当時、一定の合意が私はできていたと理解しています。それが今回7項目だけ、公職選挙法並びのことだけやって終わらせようとして、その先は必ずしも確定的じゃなかったので合意してないという理解です。 夏野:今、お話を伺っていると、各党さんの過去のプロセスの見解の違いとかいろんなものがあると思うんですが、皆さんにお聞きしたいんですが、今回の参院選ではこの憲法改正はこのような状態でテーマになりうるんでしょうか、安倍さんお願いします。
自民・安倍総裁「それぞれの案、考え方を示して議論すればいい」
安倍:今、枝野さんからお話があって、また玉木さんからもありました。私、現場にいるわけではありませんから全てを正確に把握しているのではなくて、現場の責任者から聞いている議論であります。しかし、おそらく国民の皆さまからすると、何やってるんだという感じだと思いますよ。いろんな技術的なことではなくて、まずそれぞれ持ち寄って、それぞれの案、考え方を示していただいて、それをちゃんと議論すればいいじゃないですか。それをすぐに私も採決しろなんていうことはもちろん言う立場でもありませんし、言っていません。ですからちゃんと議論をすることが正しいんじゃないですか。 夏野:逆に言うと、今回の選挙の中で、各党から憲法改正に関するスタンスが今まで以上に明確に出るっていうことで受け取ってよろしいんでしょうか、枝野さん。