海藻を食べて健康に!ミネラル豊富な昆布から、美味しいだしの取り方をご紹介。だしがら昆布を使った美味しいレシピも
◆おいしいだしのコツ 和食に欠かせないだしのとり方を伝授。 ちょっとしたコツを押さえれば、家庭でも極上のだしがとれます。 1.昆布を長時間浸す 長時間水に浸してしっかり戻すのがポイント。最低でも30分、できれば冷蔵庫で一晩以上おくとうまみが抽出される。浸す前にふきんなどで表面の汚れを拭くが、白い粉はうまみなので拭き取らないこと。 2.昆布をたっぷり使う 水1Lに対して5gの昆布が目安。弱火でじっくりと時間をかけて抽出し、気泡がぷつぷつと出るくらい(60度)をキープして10分ほど火にかける。沸騰させると雑味が出てしまうため注意。 3.昆布とかつお節を一緒に煮ても 一般的には昆布を煮た後にかつお節を入れるが、最初から一緒に入れて煮出してもおいしいだしがとれる。かつお節20~30gを加え、中~弱火でコトコト15~20分煮る。昆布のグルタミン酸とかつお節のイノシン酸が合わさり、より複雑なうまみに。
◆だしがら昆布の活用レシピ だしがら昆布には、思っているより多くの栄養が残っています。 佃煮にするのが定番ですが、新感覚のチップスはいかが。電子レンジで乾燥させるだけで簡単スナックのでき上がり。 ●昆布チップス 【材料と作り方】 (1)だしがら昆布は水気をよく拭き、食べやすく切る。耐熱の器にオーブンペーパーを敷き、昆布をのせる。 (2)600Wの電子レンジで2分加熱し、返しながら40秒ずつ加熱を続け、両面を乾燥させる。昆布の表面が縮み、パリッとしたら完成。塩をかけて食べるほか、ゆかりやカレー粉、かつお節などをかけてもおいしい。 ※本稿は、『腸活のスーパーフード まるごと海藻レシピBOOK』(家の光協会)の一部を再編集したものです。
井澤由美子,江田証
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