ゲームを学びにできるか──eスポーツに英会話、「ゲームの習い事」に夢中の子どもたち
夏休みに入り、子どもがゲームに触れる時間も多くなる。親はどのような距離感で接するべきか。 「子どもはゲームの中であおり行為を受けたり、勝てなくてストレスを抱えたりしてしまったときに、うまく対処する能力が十分ではありません。そのため放任しすぎるのもよくないと言われています。習い事の中で見守ってくれたり、対処の仕方を教えてくれたりする大人の存在はひとつの安心材料になりえます」 「ゲームの楽しさがよくわからないという親御さんに理解していただきたいのは、今の時代、子どもたちにとってゲームは遊びの一つとしてほとんど欠かせない存在であり、コミュニケーションツールであるということです。むやみに制限するよりも、きちんと目を配ってあげることが大切でしょう。たとえばタイムマネジメントや、ストレスが高まったときの感情のコントロールの仕方など、ゲームで得た学びをどう日常生活で生かすのか。親もゲームが学びになると認識できたら、接し方が変わり、親子の関係性も今よりもよくなっていくでしょう」 (取材・文/遠藤雄士)