小池都知事が定例会見6月11日(全文1)都庁北展望室に大規模接種会場を設置
「東京都水防チャンネル」で河川の監視動画を配信
そして最近は本当に日本各地でこれまで考えられなかったような災害、風水害、毎年のように発生をしているわけであります。都民の迅速な避難行動につなげるために必要なこと、それはリアルタイムな情報発信であります。これまで都民の皆さま方から要望のありました河川の監視カメラでありますけれども、今、都内で38カ所で画像公開を進めまして、今月、新たにそれに20カ所、合わせまして58カ所でカメラを稼働させたところです。これに加えてYouTubeを活用しまして、動画の配信も順次開始をいたしております。YouTubeで「東京都水防チャンネル」というふうに検索していただきますと、この映像がご覧いただけます。 今、ご覧いただいておりますこの映像なんですけれども、令和元年、台風第19号、おととしですね。東日本の台風、大変だったですよね。停電したりありました。そしてまた越水した箇所があったりしましたけれども、これ、ご覧いただいているのは神田川のカメラ映像なんですね。台風19号です。左側が晴天時、右側が水が増してくる増水時の状況ですけれども、晴天時に比べますと3メーターほど水位が上昇しているというのが分かりますか。あらためてご確認いただければと思います。こういうふうにカメラ映像を追加して公開してまいりますので参考にしていただきたい。また、都内には集中豪雨などで急激に水位が増加する河川は数多くあります。だからこそ都民の皆さま方には速やかな避難行動にこれらを活用していただければと思います。
都政の構造改革ポータルサイトのベータ版、先月末に公開
私も常に入れているんですけれども、東京アメッシュ、ずっとこの時間の経緯とともに雨雲が動いていく様など、あれ、見始めるともう癖になるんですけれども、東京アメッシュ、こちらのほうが都が独自に開発したものですけれども、雨が降っている様子、スマートフォンなどで確認することができますし、また雨の強弱っていうのを10段階で色分けして表示されます。GPS機能によって現在地の降雨状況、すぐに分かるということで、これを英語版、中国語版、韓国語、ハングルにも対応しております。ちなみに昨年はおよそ6000万回のアクセスがあったものでありまして、大変活用されているという証左だと思います。梅雨、台風、ゲリラ豪雨、これらの備え、ぜひともこの際、あらためてご確認をいただきたいと思います。 それから3番目の、今日のお伝えすることですけれども「シン・トセイ 都政の構造改革ポータルサイト(ベータ版)」についてのお知らせであります。これまで取り組みを進めてまいりました都政の構造改革ですけれども「5つのレス徹底推進プロジェクト」っていうものがあります。こちら、2020年度の目標は全て達成しております。今年度も直近の実績でFAXレスのほうですが、これは85%削減しております。それからキャッシュレス、電子決定率ですけれども、93%達成をいたしております。これで目標に向けて着実に成果を上げていることを見える化することによって皆さんにもお伝えできるかと思います。 こうした改革の今をリアルタイムでお伝えするということと同時に、都民の皆さま方からの意見を募って改革に反映させる。そのために「シン・トセイ 都政の構造改革ポータルサイト」を5月31日、先月末に公開をいたしたんですね。そしてこのサイトですけれども、ここ、ご覧いただければと思うんですが、それぞれのプロジェクトの進捗状況をいち早く、分かりやすくお届けすることになりますのと、それから皆さんからのご意見やご感想をいただくという、このデュアル、双方向コミュニケーションのための新たなプラットフォームとして活用していきたいと考えています。今回はさらなる改善を前提としたベータ版として公開しておりまして、7月を目途に正式なサイトとしてリリースの予定であります。