小池都知事が定例会見6月11日(全文1)都庁北展望室に大規模接種会場を設置
感染リスクの高い夜間の滞留人口の増加が顕著
具体的には地域の診療所などが通常の診療に替わってワクチン接種に専念する際に協力金を支給するというもので、これによって地域における多くの医療機関の確保を確実なものにしていく。福祉保健局のほうのホームページで内容についてはご確認をしていただきたいと思います。 それから都庁も、ここの新宿もそうですけれども、多くの職員が日々コロナ対策をはじめとする都民への行政サービスを行っているわけですが、都の職員について、これも職域接種になるわけですけれども、まず福祉とかライフラインなど、都民生活の維持に携わっている職員、それから都民と直接接する機会の多い職員、そこから順番に開始をできるように準備を進めてまいります。コロナの感染症を一刻も早く抑え込んでいく、そのためにこのゲームチェンジャーでありますワクチンの接種が迅速かつ円滑に進むように全力で取り組んでいく、そのように考えております。 それからきのう、モニタリング会議にご出席いただきました東京都医学総合研究所でいつも人流を分析される西田先生から宣言を延長後、特に感染リスクの高い夜間の滞留人口の増加が顕著だという、そのような報告を受けたわけでありますけれども、こういう状況が続きますと近く、この新規感染者数が下げ止まる可能性についてもご指摘いただいているわけであります。そして都民の皆さんには、ぜひともこの人流をつくるのは1人1人になります。 そして今、特措法の下で緊急事態宣言が発令され、緊急事態措置を取っているわけでありますので、このことを、あらためて外出の自粛という、そういう背景の下で行われているんだと。特に平日の夜8時以降、そして土日ですけれども、不要不急の外出を自粛してくださるようにお願いいたします。
街の混雑状況を都のホームページで発信
事業者の皆さま方には、いろいろご苦労も、ご協力もいただいておりますが、テレワークなどの活用で出勤者数を7割削減してください。夜8時までの終業・帰宅、休業や時短、お願いをしております。本当に皆さま方の総体としての結果として、感染が広がったり収まったりということに、結局のところはなっているわけですので、いっそうの人流抑制に向けまして今日から皆さま方、あらためて日々、どのような活動をするのかお考えもいただきたい。 それをできるだけ見える化してしまおうということで、今日から街の混雑状況を、東京都のホームページで発信する仕組み、システムを公表いたします。繁華街の混雑状況をご覧のようにピクトグラムの数と色で分かりやすく示すことになります。1時間ごとにほぼリアルタイムの状況を発信いたします。併せて、混雑している場所が分かるように、都内の全体をこちらにありますように色分けしたマップも表示をいたします。 また、このマップにつきましては、東京2020大会期間中の競技会場の周辺などの、翌日の混雑予報にも活用するという予定にいたしております。ああ、あしたはここ、混みそうだな。いわゆるお盆のときなどの交通情報などが、いろいろ予想が出るわけですね。それをさまざまな、このノウハウなども活用しまして、これらの情報を出していきますので、それによって皆さんが判断する材料に生かしていただきたいということであります。 ということで、いろんなシステムなども補強しながら、できるだけ、この体制といいましょうか、より良い、ウイルスにとってではなくて、私たちが安心な毎日を暮らせるための、この状況を確保していきたいと思います。 もう一度言いますけれども、今も緊急事態宣言下、真っただ中であります。そしてワクチンが行き渡るまで、これは何度も申し上げていますけれども、そこで自分を守るということは、感染対策の基本を守っていただくということで、マスクですね。マスクから、消毒から、換気から、もう何度も言っていますけれども、このことをまずお守りいただく。そして感染の減少傾向をさらに確実なものと、みんなでしていきたい。なんとしてでもリバウンドを防いでいただきたい。そして皆さんと共に、このリバウンドを防いでいく、この点、ご協力をよろしくお願い申し上げます。以上、私からまずコロナについての1点であります。