小池都知事が定例会見6月11日(全文1)都庁北展望室に大規模接種会場を設置
避難指示発令時、危険な場所にいる方はまず避難を
次、梅雨。なんか梅雨というよりも、もう夏日が来ているような感じでありますけど、ただ、梅雨の季節を迎えて、本格的な大雨のシーズンを迎えるわけであります。そこで、豪雨の発生であるとか台風の接近など、風水害時には早め早めの適切な行動が極めて重要になるわけです。 そして先月ですが、これは国のほうで災害対策基本法、これが改正されております。そして区市町村が発令する避難情報っていうのがありますけれども、このレベルが変更されております。例えば警戒レベル4っていうのが、これまで避難指示と避難勧告とに分かれていたんですけれども、分かりやすくする、何をどうするのという、そのために住民の皆さんが避難すべきタイミングを分かりやすくするということで、避難指示に一本化されております。 この避難指示が発令された場合には、危険な場所にいる方はまず避難してください。文字どおり、避難してくださいということであります。そしてこちらの警戒レベル3ですけれども、高齢者等避難、これが発令されましたら、もう文字どおり高齢の方、それから障害がおありの方などは、やっぱり避難に時間を要するわけですね。そういった方々には早めに避難をしていただきたいということで、こういう仕分けをあらためて、法的にも改正したということです。
排水口を植木鉢などでふさがないように
風水害というのは地震と違いますよね。ある程度事前の備えができるということです。ですから、いざというときの行動というのは前もって、さまざま用意を、準備をしていく。心構えを整えておくということで、これも何度もお示ししておりますけれども、東京マイ・タイムラインというのがあります。それぞれどこに住んでらっしゃるのか、家族は何人で、誰がどうして何時何分にはどういうふうにして。台風などはどんどん接近してくるのが分かるわけですから、2日前はどうする、1日前はどうする、いざとなったときはどこでどうする、どこに避難する、などなど、ご家族で、これちょっとゲーム感覚にも、シールなど使って、子供さんにもこういうシールを使って、子供さんにも楽しみながらっていうとあれですけれども、そういう家族で危機意識といいましょうか、それに備える意識を有していただくためにも活用していただきたいと思います。 それから梅雨入り前のこの時期ですから、あらためて浸水への備えとして、具体的に2点お願いをしたいと思います。まず1点目ですけれども、雨水の下水道への入り口、排水口といいましょうか、ご自宅の周りにもあるかと思いますけれども、雨水枡というのがありますけれども、これを車乗り入れブロックとか、植木鉢などでふさがないようにということです。それはそうですよね。あらためておうちの周り、確認してください。 それから2点目ですけれども、例えば地下室をお持ちの方などは雨水(うすい)、雨水(あまみず)が建物の中へ流れ込む、それを防ぐために土嚢とか止水板などを準備をしておいてください。ビニール袋の中に水を入れて、段ボールで箱に固定をして、これが簡易水嚢になるわけですね。土嚢でなくて水嚢。水。などでも対応が可能ですので、そういった必要になるような品物、災害対策用のいろんな袋、セットで売っていたりもしますし、これらのことをぜひ確保しておいてください。これらの情報ですけれども、TwitterやYouTube、都内のデジタルサイネージなどでも発信をいたしております。