【パリ五輪】地元フランスがNBA軍団カナダを撃破!2大会連続のメダルをかけ準決勝でドイツと再戦へ<DUNKSHOOT>
現地8月6日、パリ五輪の男子バスケットボールは、パリのベルシー・アリーナで決勝トーナメントがスタート。準々決勝3試合目は昨夏W杯銅メダルのカナダ(FIBAランキング7位)と東京五輪銀メダルの地元フランス(同9位)が激突し、82-73でフランスが準決勝進出を果たした。 “NBA組以外”も躍動!地元フランスがカナダを破ってセミファイナルへ カナダは現役NBA選手10人、フランスもNBA経験者8人と豊富なタレントを擁する国同士の一戦。そのなかで、序盤は両軍の先発で唯一のNBA未経験者であるイザイア・コーディニエ(ヴィルトゥス・ボローニャ)がチーム最初の13点中10得点を奪い、フランスが主導権を握る。 23-10で迎えた第2クォーターもフランスが優位に進めるなか、カナダもシェイ・ギルジャス・アレキサンダーを中心に反撃。エースが前半最後の6分間で11得点をあげるが、フランスも勢いを落とさず、45-29と16点をリードしての折り返しとなった。 後半もコーディニエの3ポイントでフランスが先手を取り、会場は押せ押せムードに。第3クォーターはカナダに21-16と上回られたものの、5点差に迫られた第4クォーター残り4分からはエバン・フォーニエが12得点、残り55秒には10点差に広げる超ディープスリーを沈めて勝利を決定づけた。 フランスは日本戦でも活躍したガーション・ヤブセレがチーム最多の22得点、5リバウンド、3ポイントを5本中4本沈めたコーディニエが20得点、マティアス・レソーが13得点と“現役NBA以外”の選手が躍動。途中出場のフォーニエが15得点、ヴィクター・ウェンバンヤマは7得点にとどまった一方、12リバウンド、5アシスト、3スティール、1ブロックと多彩にチームを支えた。 ベテランのニコラ・バトゥームは出場33分間で無得点、大黒柱のルディ・ゴベアはベンチスタートでわずか3分41秒の出場と大胆な采配も光ったフランス。現地8日の準決勝ではグループリーグでも対戦(71-85で敗戦)したドイツと、決勝進出をかけて激突する。 一方、カナダはギルジャス・アレキサンダーがゲームハイの27得点をマークするも、昨夏に続くメダル獲得は叶わず。チーム全体で26ファウル(フランスも24ファウル)、相手に計42本のフリースローを許す(成功33本)など、アウェーの笛にも苦しめられた。 構成●ダンクシュート編集部
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