【2カ月連続で前年実績超え】2024年10月期の新車販売台数 軽自動車は消費が一巡か
2024年10月期の新車販売台数(速報値)
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2024年10月期の新車販売台数(速報値)を発表した。 【写真】発表されたRSが受注の7割!ホンダ・シビックを振り返る (93枚) 日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の10月期の新車販売台数は、前年同月比6.6%増の25万9132台と2カ月連続のプラス。 一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた10月期の軽自動車の新車販売台数は、同7.2%減の14万3178台と3カ月連続でのマイナスとなる。結果として、トータルでの10月期の国内新車販売台数は同1.2%増の40万2310台と2カ月連続での前年実績超えを達成した。 ■登録車の10月期のブランド別新車販売台数 前年実績を下回ったのは、新車効果に一服感が出たスバル(前年同月比13.6%減の7616台)とレクサス(同8.0%減の6606台)の2ブランドのみ。 対して、トヨタ自動車は同8.5%増の13万4949台、ホンダは同7.2%増の2万9311台、日産自動車は同2.6%増の2万2362台、スズキは同19.8%増の1万1371台、マツダは同0.2%増の1万1724台、三菱自動車は同1.3%増の3588台、ダイハツは同16.9%増の2887台とプラスを成し遂げた。 一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車が同29.0%増の5378台、日野自動車が同80.7%増の3456台、UDトラックスが同18.4%増の945台と前年実績超えを果たしたものの、三菱ふそうは同2.9%減の2993台と苦戦した。 ■軽自動車の10月期のブランド別新車販売台数 前年同月比で9.1%増の4万9088台を達成したスズキが10カ月連続でのシェアトップにつく。最大のライバルのダイハツは、全車種の生産・出荷を再開したものの同15.4%減の4万4398台と伸び悩んだ。 また、新車効果が一段落したホンダは同21.1%減の2万3932台、日産自動車は同6.5%減の1万3224台とマイナスを記録。 対して三菱自動車は、同6.4%増の6129台とプラスを継続する。一方、OEM供給を受けるブランドではスバルが同13.2%増の1387台とプラスを成し遂げたものの、マツダは同4.1%減の3033台、トヨタ自動車は同19.4%減の1960台と低迷した。