2024年F1第18戦シンガポールGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
2024年F1第18戦シンガポールGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、セルジオ・ペレス(レッドブル)だ。 【写真】2024年F1第18戦シンガポールGP決勝 スタート直後にコースオフしたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ) ■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=10位(62周/62周) 13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード この結果を残念に思っている。すごいスタートを決めたのに、カルロス(・サインツ)とフェラーリがしたように、何台かをアンダーカットする機会を失ったんだ。 本当に残念なことに、スタートで3台抜いた後、トリッキーなレースになった。フラストレーションがたまった。戦略面で少しチャンスを逃したと思うからね。 マシンのバウンシングとバランスにとても苦労した。収まることがなかったから、僕にとって深刻な問題だったんだ。 フランコとニコをオーバーテイクするのが不可能だった。問題がどこにあるのか理解しているし、解決法はある。でもここは僕たちにとってとても難しいトラックだった。 シーズン残りレースを楽しみにしている。今後のトラックはここより相性が良いはずだし、僕たちの助けになるパッケージを期待している。 ■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム) 決勝=9位(62周/62周) 6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード ポイントを獲れてうれしい。振り返って検討すべき点はいくつかあるものの、それを別とすればクリーンなレースができた。それほど波乱はなかったけれども、第2スティントの全体を通じてレッドブルの1台を抑え続けるのは、なかなか精神的にキツい仕事で、自分でも最後まで持つかどうか心配だった。それをうまくやり遂げたことに満足しているし、先週の失敗を少しは挽回できたと思う。 今季は何度もポイント圏内、あるいはその近くを走れて、ポイント獲得に成功したのもこれが初めてのことではない。今回は予選でいいポジションを得たことが、もうひとつのキーポイントだった。僕はクリーンにスタートして、クリーンなレースをした。そして、これが重要なことだが、最後にポイントを持ち帰ることができた。 ■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム) 決勝=8位(62周/62周) 7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 体力的にとてもタフなレースだったが、あらゆることをうまく実行して、ポイントを手にすることができた。周囲のドライバーより数周早くピットに入るアンダーカット戦略を試みて、それがとてもうまく機能したんだ。実際、クルマは週末を通じてドライブしづらかったことを考えれば、フェラーリの1台(カルロス・サインツ)と僅差でフィニッシュできたのは上出来だった。 オースティンに向けてパフォーマンスを改善するべく、これから何週間かの間にシルバーストンのファクトリーでやるべきことがたくさんある。 ■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=7位(62周/62周) 10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード チャレンジングなレースだった。かなり早い段階でピットインするというリスクを冒し、最後までやり遂げて、ポジションを上げた。ペースはまずまずだったし、コース上で何度か良いオーバーテイクを楽しむこともできた。今日はダメージを最小限に抑えることを目的としていた。でもやはりシンガポールを離れる今、失望感がある。 これから少しインターバルがあるから、リセットして、シーズン終盤のレースにさらに強くなって戻ってきたい。これから獲得できるポイントはまだたくさんある。すべての週末を最大限に活用しなければならない。 ■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム) 決勝=6位(62周/62周) 3番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード こういう厳しいレースになった時に感じる様々な感情を、言葉で言い表すのは難しい。今年はここまでずっと、みんなにとって試練の年になっているが、できる限りの力でプッシュし続けている。時には失敗することもあり、僕の戦略に関しては今日がその例だった。もちろん、みんなが正しい意図を持ってこの週末に臨み、ひとつひとつの判断をしているのだけれど、時にはそれがうまく行かないこともある。そうなるのは悔しいものだが、僕たちみんなが関わっていることだ。 ここ何戦か、僕らは上位陣に対して競争力を失っていて、その理由を突き止めるために懸命な努力をしている。僕らがやるべきこと、つまりチームとして力を合わせ、状況を分析し、オースティンまでに気持ちを立て直すことに全力を尽くすつもりだ。エネルギーと意欲と決意をもって現地へ向かおうと思う。次のレースもまた、すべてうまくいった時には僕らに何ができるかを証明し、できることならクルマを進歩させる機会なのだから。 [オートスポーツweb 2024年09月24日]