【プレビュー】横浜FMの現状は1勝1分け1敗の五分。勝ち越してGS後半戦へ| AFCチャンピオンズリーグエリート
【国内サッカー プレビュー】今季から新設されたAFCチャンピオンズリーグエリートの第4節が5日と6日に開催され、6日には横浜F・マリノスがホームゲームを戦う。
3試合を終えて、1勝1分け1敗と五分の成績で7位に位置する横浜F・マリノスにとっては、グループステージ前半戦をどのような成績で終えられるか重要なゲームとなる。もちろん狙うは、ホームで勝点3を積み上げ、勝ち越した状態で後半戦につなげることである。 9月と10月は超過密日程で、わずか2カ月で公式戦15試合を戦う厳しいスケジュールを強いられ、チームとして苦しむ時期も短くなかったが、ようやく10月30日の浦和レッズとのリーグ戦でひと区切りとなり、この試合に向けては中6日の準備期間ができた。まずは何よりしっかりとした休養を取れたことがポジティブな材料だろう。 そして、その浦和戦では小池龍太が約2年ぶりのフル出場を経験。右膝のケガに苦しんできた男の復活は、全員が待ち望んでいたことである。SBにボランチと多くのポジションをこなせ、経験豊富な13番が戦列に戻ってきたことで戦術の幅が広がることは間違いない。 そんな久しぶりにフレッシュな状態でキックオフを迎えられる横浜FMが今回、横浜国際総合競技場で相対するのはタイの強豪であるブリーラム。ここまで2勝1分けと無敗で3位に付けており、ラウンド16進出のためには叩いておきたい相手となる。 このブリーラムというクラブ名を聞いて、トリコロールの人たちがすぐに思い浮かべるのは“悪魔の左足”の異名をもつティーラトンに違いない。2019シーズンには横浜FMでJリーグ制覇にも大きく貢献した左SBは要注意。アタッキングフットボールを熟知する存在が相手にいることは厄介である。 今季から大会の名前もフォーマットも変わり、ノックアウトステージに進出するためにはリーグ戦を戦う12チーム中8位以内に入ればよい形式になったが、その様相は想像以上に混戦模様となっている。勝てば一気に浮上できる可能性もある一方、敗れれば9位以下に転落する危険性もあるだけに、ホームでの一戦は、着実に3ポイントを積み上げたい。