ブルーベリーの木を2本育てたほうがいい理由は?初心者でも美味しい果実を収穫できる!ブルーベリーの育て方完全ガイド
5.収穫について【6月~9月】
地域や気候、品種によって異なりますが、6月から8月にかけて収穫時期を迎えます。 実は、ブルーベリーが実をたくさんつけるようになるのは、苗を植えてから3年目以降。1・2年目に収穫量が少なくても問題ありません。 ・ブルーベリーの収穫時期の見分け方 ブルーベリーの実は、最初は青みががっていますが、完熟すると濃い紫色や赤紫色になります。 青い実は明らかに硬い感触ですが、完熟するとやわらかく、ふんわりとするので、判断に迷う場合は軽く果実に触れてみるとよいでしょう。 ・やさしく果実に触れないように収穫 完熟したブルーベリーの実はデリケートなので、実を潰さないようにやさしく収穫します。 できるだけ実に触れないよう、枝を持って実の根元からそっと収穫しましょう。 ・収穫後の注意点 完熟したブルーベリーの実はあまり日持ちしないため、収穫後はすぐに冷蔵庫に入れ、早めに食べるようにしましょう。 朝の涼しいうちに収穫し、朝食でヨーグルトなどと一緒に食べてしまうのがおすすめです。 食べるまでに時間があく場合は、まとめて冷凍するようにしましょう。
ブルーベリーの育て方Q&A
・ブルーベリーの実がならないのはどうして? 【回答】 ブルーベリーの実がならない理由はいくつか考えられます。 ①1株しか育てていない→ブルーベリーは受粉のために同系統多品種の株を2株以上育てる必要があります。 ②酸性の土壌を使用していない→ブルーベリーは酸性の土壌を好み、酸度を調整しないと生育が悪くなります。ブルーベリー用の土を使用すると酸度を調整できます。 ③苗が成熟していない→ブルーベリーがたくさん実をつけるのは植えつけから3年目が目安です。1、2年目の場合、もう少し様子を見てみましょう。 ④肥料不足→実つきが悪い原因は肥料不足である可能性もあります。ブルーベリー用の肥料を規定に沿って追肥してみましょう。 ・収穫した実が酸っぱいのですが対策はある? 【回答】完熟したブルーベリーは品種にもよりますがとても甘い果実です。酸っぱい、または渋いという場合、果実が未熟だった可能性があります。 また、雨天後は水分を含んでいることがあるので収穫を控えましょう。
ブルーベリーは病気や害虫にも強い、初心者でも育てやすく果樹です。 ただし、2株以上を同時に栽培する、土壌を酸性に保つなどの注意点もあるため、あらかじめ必要な情報を理解してから栽培を始めましょう。